トラベル記事
  夏だからカナダに行こう  


猛暑も、酷暑も、激暑も、熱帯夜もないカナダ。しかし、カナダの夏が暑くないわけではない。例えばブリティッシュ・コロンビア州内陸地やアルバータ州の夏は、気温は日本ほど高くないものの直射日光は眼がくらむほど強い。東部州や大西洋岸諸州の夏は、快適ではあるが充分に暑い。日照時間が長いこともカナダの夏の特徴だ。朝は出社前にゴルフが1ラウンドできるほど早くから日が昇り、夜10時以降に外で新聞が読めるほど日が長い地域もある。夜8時でも西日が強く充分に日焼けする時間帯だ。カナダの夏は快適指数200%。これ以上ないほどに快適だ。

大西洋岸諸州

プリンス・エドワード・アイランド州(PEI)、ノバ・スコシア州、ニュー・ブランズウィック州、ニュー・ファンドランド州を総称して大西洋州と呼んでいる。北米開拓にやってきたヨーロッパ人が最初に上陸した地域で、カナダの歴史の原点だ。4州ともすべて海に囲まれており、カナダの他の州に比べて小さく人口も少ない。近年は産業の多様化が進んできているが、歴史を通じて漁業が経済の基盤である。めまぐるしく移り変わる時代の外に立ち、ひっそりとたたずんでいるようなイメージの地域だ。大西洋岸に住む人々は素朴で親しみやすく、昔ながらの生活のペースを保っている。漁業の本場だけにロブスターはもちろんのことシーフードが手ごろな値段で楽しめる。

大西洋岸諸州のなかで観光地として知られているのは、赤毛のアンで有名なPEIのシャーロット・タウンぐらいだが、各州の歴史的背景がそれぞれに異なるため、州巡りをすれば深みのある旅が楽しめるだろう。(詳しくは本紙をお読みください

東部州

人口が多く、経済と文化の中心であるのがオンタリオとケベックの東部2州で、 経済面でも文化面でもアメリカおよびヨーロッパとのつながりが強い。 オンタリオ州はミシガン湖以外の5大湖に面した州で、カナダ最大の都市であるトロントがオンタリオ湖岸に位置している。(詳しくは本紙をお読みください

カナダ最大の州であるケベック州の観光はひじょうに多彩だ。州最大の都市であるモントリオールは北米のパリと呼ばれ、町作りもヨーロッパ風で市内見物にも格好だ。モントリオールに次いで大きいケベック・シティは人口の85%以上がフランス系で、中世のヨーロッパを思わせる町並みが続いている。(詳しくは本紙をお読みください

カナディアン・ロッキー

カナディアン・ロッキーはアルバータ州とブリティッシュ・コロンビア州の州境に沿って縦に走り、南はアメリカのアリゾナ州まで連なっている。観光ルートとしては、バンフ、ジャスパー、レイク・ルイーズを廻るのが一般的で、この地域は国立公園に指定されて自然が保護されている。(詳しくは本紙をお読みください

西部海岸州

太平洋に面し、日本に一番近いブリティッシュ・コロンビア(BC)州は、カナダのなかで最も気候が温暖で、「スーパー・ナチュラル」と形容される美しい自然に恵まれている。日本の2倍半ある広大な州土には、アラスカまで続く入り組んだ海岸線、果てしない原生林、乾燥した半砂漠地域、ロッキー山脈など、変化に富んだ地形が広がっている。

観光地としては州都のビクトリア、カナダの西の玄関バンクーバー、先住民族の故郷であるパシフィック・リム国立公園、バンクーバーとロッキー山脈の中間地点にあるリゾートのオカナガン峡谷などが一般的だが、その他にも知られていない観光スポットやリゾートがたくさんある。(詳しくは本紙をお読みください

アウトドア・レジャー&スポーツ

カナダではあらゆるアウトドア・レジャーやスポーツが手軽に安く楽しめる。アウトドア活動やスポーツのファンでなくても、旅行中に数時間でも観光地巡りとは別に自然と触れ合う機会をもてば、旅の印象が一層深くなるだろう。海岸や公園でピクニックをしても良いし、アパートメント・ホテルのベランダでバーベキューして楽しむのも良い。スポーツ施設やアウトドアを楽しめる地域が身近にあることもカナダならではだ。カナダ最大の都市トロントでさえウォーター・フロント地域は水上スポーツが楽しめる。(詳しくは本紙をお読みください

旅の足

長距離用の旅の手段として一番経済的な交通手段はバスで、町から町へと繋がりカナダ全土をネットワークするグレーハウンド・バスの駅がどんな小さな町にもある。期限付きの乗り放題のパスもあり12歳以下は半額になる。

長距離を経済的に旅する場合や、時間をかけて贅沢に旅する場合はカナダ横断鉄道が便利だ。周遊券、カナダ国内専用のキャンレイル・パス、東部近距離路線で有効なコリドーパス、米国の旅客鉄道アムトラックとあわせて利用できるノース・アメリカ・レイルパスの3種類がある。トイレと洗面台がつき、大型シートがベッドになる1人用個室には、テーブルや小型のクローゼットもあり、昼間は折りたたみ式のアームチェアが備えられている。夜間は2段ベッドになる2人用または3人用の個室、そして、個室ではないが大型シートが上下寝台になり厚手のカーテンで通路と仕切られる寝台などが選べる。 (詳しくは本紙をお読みください