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勉強がおもしろい まず、勉強に対する自分の姿勢が成長した。 ツールとしての英語 第2学期ではUBCの正規科目である、経済学と人類学を取った。どちらも入門コースではあるが、私にとっては初めて学ぶ分野で、授業についていくのは大変だが、とても興味深い。教授の話を普通に聞けている自分を発見し、教科書を読んで素直に感心できる瞬間など、英語で勉強していることを実感する時がたまらなくうれしい。留学では当たり前のことなのかもしれないが、私にはなかなか感じることのできない瞬間だった。中学から一つの科目として勉強してきた英語が、今、私の中で私の「ツール」として動き出した。それを今、確かにかみしめている。まだまだ未熟だが、この一歩は大きかった。 カナディアンとの生活 生活面では、カナディアンと一緒に寮で過ごしたことがとても有意義だった。私は思ったほど社交的にはなれなかったが、それでも数人の友達と将来の話や自分のことについて、また恋愛のことなどについて話す機会をもてた。留学前に、「カナディアンと深く込み入った話をすることはムリ」、と言われてきたが、そんなことはなかった。もちろん、普段の生活態度や、飲み会をする時の雰囲気、その他いろいろと違うところも多かったが、それでも心は通じ合えると思う。また、金曜日の夜には勉強のことを忘れて楽しむことや、休日と平日の生活のメリハリなど、多くのカナダ文化を体験できた。ホームステイとはまた違う、リアルな体験がとてもおもしろかった。しかし、それでも、日本人と外国人の間に壁があることも感じた。違う文化を理解することと適応することは違う。適応することはまだまだ難しい。 Rits14:共に過ごした日々
新しい自分に出会えた この留学は、私自身の成長にも大きくつながった。自分の弱さ、自分の未熟さ、自分のもろさについて痛感した。異国の地に自分を置いて、初めて知った自分。新しい自分との対話は、苦しいものであり、しかし自分を成長させるものだった。もっと自分と話をしたい、そう思った。日本の忙しい時の流れの中では作れなかった時間が、カナダで作れたこと。新しい自分を見つけられたこと。とても大きな収穫だったと思う。まだまだ自分のことを理解しきれていない。でも、以前よりは自分を分かってあげられるようになったと思う。自分の進みたい道は、まだまだ暗闇で不安と焦りに押しつぶされそうだが、少しだけ希望が差し込んだ。 日本に帰る 今日のために生きるのか、それとも明日のために生きるのか。はたまた昨日を後悔していきるのか。それぞれがそれぞれの意味をもつけれど、私は今日は今日、昨日があっての今日、明日があっての今日だと思うから、昨日を反省しつつ、明日を楽しみにしながらも今日を精一杯生きていきたい。これまで歩んだカナダの日々を、またもうすぐ始まる日本での再出発を、そして今、残されたカナダでの日々を、私は自分の足で歩いていく。 最後に、カナダへの留学を支えてくれた両親、カナダでの生活を支えてくれた友達、そしてコーディネーターの瀬戸さんとSheriには本当に感謝している。ありがとうの意味を改めて知った。本当にありがとう。 |