昨年10月30日に、小林さんはバンクーバーの語学学校ILSC(International Language School of Canada)のビジネス英語1ヵ月コースを修了した。帰国後に英語を使える仕事に就こうと選んだコースだ。ILSCでは、1ヵ月ごとに、授業を選択できるシステムになっている。ILSCにはフレンドリーな先生が多く、授業は生徒が質問やトピックを出して話し合う生徒主導型で、小林さんの希望にぴったり合っていた。
ILSCのビジネス英語クラスは実用面からもひじょうに役に立つのだが、学校に行くことのメリットは友達ができることでもあった。友達ができたことで、英語力も向上し、他の文化を吸収して友達との共通文化を見つけることができた。また学校に行ったことで自信もついた。小林さんは人前で話すことが苦手だが、それを克服するために積極的にクラスのプレゼンテーションにチャレンジし、自信につながった。これも、学校がフレンドリーな雰囲気をもっているおかげだと小林さんは強調する。
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小林さんは、バンクーバーのダウンタウンに近いウエスト・エンドと呼ばれる地区にあるアパートの最上階で、カナダ人ショーンとの共同生活を始めた。家賃を折半するためにカナダ人はよくアパートをシェアする(共同で借りる)。寝室が2つある便利なアパートで、最上階だけあって部屋からの眺めは最高だ。
他人とのアパート・シェア生活は全てが新鮮でとても楽しく、新しい生活を経験したことで、学業とは違った面で自信がついた。
しかし、アパートをシェアすることは思ったより大変なことにも気がついた。相手がカナダ人であるため、当然ながらコミュニケーションは英語で、英語力の不足が問題になる場合もある。また、共有スペースであるキッチンとバスルームもお互いに掃除しなければならなかったり、消耗品を買い足したりと、お互いが責任を分担しなければならない。ホームステイと比べてアパートで暮らすことは自由だが、その分やるべきことが多く、時に寂しさをも感じるという。
小林さんが一人暮らしを始めて、特に気を配っているのが栄養のバランスと食費を安くおさえることだ。朝食は主にシリアルやパン、昼にはサンドウィッチなどを作り、夜はパスタやご飯、チャーハンやサラダを作り、できるだけ野菜を食べるように心掛けている。食費をおさえるためには、値段の安いパスタを選んだり、一回に食材をまとめ買いしたりと工夫している。
語学学校のビジネス英語コースを修了した小林さんには、新たにカナダで「働く」という目標が生まれた。合法的にカナダで働けることが、ワーキング・ホリデーならではの特権だ。一生懸命働き、冬には思いっきりスキーを楽しもうと小林さんは夢を膨らませている。
仕事が落ち着いたら、トロントやモントリオール、ナイアガラなどカナダの東部にも行ってみたいと積極的だ。