半年、そしてもう半年昨年9月にワーキングホリデー・ビザで渡加した小林さんのカナダ滞在も、残すところあと半年となった。これまでの時間はあっという間に過ぎたようでもあり、自分の成長ぶりを考えると密度の濃い時間であったとも思える。
独立した生活の経験だけでなく、自分とは違う文化と触れ合うなかから視野が広がり、多くのことを学んで自信がついてきた。 たくさんの出会いこの半年、小林さんは、たくさんの人と出会い、交流することができた。語学学校の友達だけでなく、アルバイト先の友達、趣味のコーラス・クラスで知り合った人たちなど、国籍や育った環境が全く違う人たちと出会い、お互いの文化について話したり、母国語を教えあったりすることは本当に楽しかったと言う。 カナダに来ている日本人に出会うのも小林さんにとっては楽しみの一つだ。日本全国、様々な土地から来た日本人に出会えることはなかなかない。カナダに来た経緯や、帰国してからの仕事のプランなど話しは尽きず、帰国後の再会にも期待に胸を膨らませている。 目標の一つは達成
今までの生活で一番印象に残っているのが、ビクトリアへの旅行とウィスラー・スキーリゾートへの旅行だ。留学先の学校が組んだツアーで行ったビクトリアは、バンクーバーでの生活を始めた後に初めて旅行で行った町ということもあり、特に印象に残っている。運良く天気にも恵まれ、世界各国からの植物を集めたブッチャート・ガーデンの花々がとてもきれいだった。ブッチャート・ガーデンには日本庭園もあり、カナダにいながら日本の雰囲気を味わうことができ、とても懐かしい気分にもなれた。街全体の雰囲気がバンクーバーとは異なり、どことなくゆったりとしていてリラックスして旅行を楽しめ、建物も英国調で興味深かった。 来加の目的の一つが、大好きなスキーとスノーボードを思う存分楽しむことだったので、ウィスラーへ行ったことで、目的の一つが果たされた。ビクトリア旅行とは違い、宿の予約もバスのチケット購入も自分で行ったことで、これも自信をつけることになった。もちろん、小林さんにとって海外で宿や交通の手配を行うのは初めてのことだ。ウィスラーの雪質は最高で、コースも滑りきれないほどたくさんあり、景色も素晴らしく何も言うことはない。ウィスラーへはもう一度行きたいと思っている。
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