バンクーバーの夏は、カヌー、カヤック、ラフティング、ハイキング、マウンテンバイクなど、様々なアウトドア・アクティビティーが楽しめることで知られている。
このノース・バンクーバーの東端に位置するディープ・コーブには、森林に囲まれて海水浴ができるひじょうに小さな湾があり、観光名所ではないが、地元の人なら誰でも知っているかわいらしいスポットだ。
5月から新たに日本食レストランで、夜だけのパートタイムを始めた小林さんだが、ようやく新しい仕事にも慣れた。そこで、空いている昼間の時間は、お寿司を中心に扱った日本食レストランでの仕事を始めた。せっかくワーキング・ホリデーで来たのだから、より多くの職場を経験してみたいことと、時間をもて余すより忙しくしている方が好きなことが、二つの仕事を掛けもつことを決めた理由だ。
客層が若いレストランは、夕方から真夜中にかけてが営業時間。仕事では客に素早く対応することは当然のこと、メニューの説明から子供用のいすを用意したり、注文へのクレームに対応したり、注文とは別にフルーツやつまみを出したりと臨機応変な接客が求められている。
仕事は忙しく大変ではあるが、いろいろと勉強になり充実感がある。カナダのレストランで働き始めた時と比べて英語力は向上したが、クレームへの対応などがひじょうに難しいことを実感し出した。経験を積んだおかげで以前ほど苦労することはなくなったが、もっと色々な言い回しを覚えて接客に幅をもたせたいと感じるようになってきた。 昨年9月に渡加してからすでに10ヵ月を迎え、ワーキング・ホリデービザの有効期限は2ヵ月を残すばかりとなった。小林さんは、ワーキング・ホリデービザが切れるまでは今の二つ仕事を続け、その後は観光ビザに切り替え、カナダとアメリカを旅行する計画を立てている。 |
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