ライフ - 連載コラム記事
私のバンクーバー日記

私のバンクーバー日記

レストランとは違った味に出合えるのもパーティーならではの楽しみ


  新年早々友人のMさんから「ガールズナイトパーティーしよう?」と誘われた。

  「ガールズ」と呼ぶには少々年齢が高すぎる(笑)メンバーだったが、これはガールズ、つまり女性だけの集まりを意味する。 Mさん宅はタウンハウスと呼ばれる住まいで、両隣が壁続きになっている集合住宅だ。しかし、ベースメント(地下)の部屋があるので、ここでなら少々、いやかなり大きな音を出しても大丈夫。この部屋を利用して、「カラオケパーティー」をしようというのである。カナダでもカラオケのお店はけっこう目にするが、やはり日本人には日本語の歌がしっくりする。ましてや日本を離れてけっこう年数が経つとレパートリーも限られてくる。そこで、日本から持参したカラオケの器械があるMさん宅で、年齢の近い(?)日本人同士が集まってカラオケでもしましょうとなったわけだ。

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個人宅なので、かなりリラックスモード

  今回のパーティーは飲み物やおつまみを各自で持ち寄るポットラックスタイル。これだと、場所を提供してくれるホスト側の負担が軽減される。 各々が自分の食べたい物、飲みたいものを持ってくればいいし、他のゲストが持ってきた物や手作りの料理で、話が盛り上がるのもポットラックの醍醐味だ。 この日は女ばかりのパーティーだったせいもあり「この料理はどうやってつくるの?」とか「このディップはどこで買ったの?」と、さっそく料理の話題からパーティーがスタートした。


  「パーティー」と聞くと、なんだかちょっと改まってしまいそうだが、いわゆる「飲み会」「食事会」といったところ。 ホームパーティーに来る人たちは、みんな顔見知りかその友人なので気兼ねがない。もちろんドレスコードだってない。例外的に今日は「赤色の物を身につけて」とか「帽子を被ってきて」というような、わざとテーマを決めることはある。 だが、たいがい気軽なのでそんなに神経質になることはない。 手土産は持参した方が、カッコウがつきやすいけど、別に手ぶらだって気を悪くするホストはいないだろう。

  それよりも、主催者側から「あなたお酒買ってきてね」とか「フィンガーフードを作ってきて」といった具合に、あらかじめ伝達されることもある。 その方が、呼ばれる側にとってもアレコレ悩まずに済んでありがたい。


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ケーキタイムにはゲームも一旦中断

  さて、今回のバースデーパーティーに私が持参したのは、テイクアウトの「巻き寿司」。お寿司はカナダのパーティーでは人気アイテムの一つ。日本人である私は、当然のように「お寿司」を期待されることがしばしば。こういう時にお役立ちなのが、テイクアウトのお寿司屋さん。便利なことに、バンクーバーやその郊外には、いたるところにテイクアウトのお寿司屋さんがある。 普段から、おいしいお寿司屋さんをリサーチしておくことはカナダでパーティー慣れする秘訣かもしれない。



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