スタディ - 留学・英会話

[特集] Liberal Arts & Social Science

大学留学体験者インタビュー

海外大学留学はあなたの人生を変える!
体験者が留学希望者に送るアドバイスは?


Canada
世界経済の中にある日本を考察。
企業の経営に携わり日本経済に貢献したい。

広藤正敏さん

広藤 正敏
(ひろふじまさとし)さん  24歳
University of British Columbia
Sauder Business School 4年生

 バンクーバーのブリティッシュ・コロンビア大学ビジネス学課で、サプライチェーンマネージメントを専門に学んでいます。企業が商品を作る際にいかに効率良く原料を買って運び、生産し、売り、在庫を管理するかを考えます。
世界中から学生が来ているので、これからの世界経済や世界の動向を討論します。僕の場合、日本人としての意見を述べ、この先日本がいかにして世界的な立場を維持していくか、などを討論します。

 中学、高校時代、まったく勉強していませんでした。毎日遊びほうけていましたが、なんとなく虚しい気持ちでした。そんな時、知り合った留学センターの人と話して、カナダ留学に惹かれました。「カナダというのは自由な国です、しかし、自由というのは自分で責任を取ることです」という話は今でも覚えています。高校時代から理不尽なルールなどに反発していたので、とても心を奪われました。そして、何とか両親を説得し、英語は全くしゃべれないまま留学しました。

→留学して印象に残ったこと

 こちらの学校は自由です。しかし、その分責任があります。そのおかげで、人間的にも成長しました。さらに、自分の興味のある分野を好きなだけ勉強できるので、勉学が好きになりました。 大学に入ってから、カナダ留学が他国に比べて認められていない現実を痛感し、カナダ留学の評価を上げよう、という目的でBCJSN(http://bcjsnshukatsu.web.fc2.com/index.html)という非営利団体を立ち上げました。カナダとは総合的に見てコストが安く、教育水準もひじょうに高いので、留学には魅力的な国なのです。

→留学後のプラン

 日本に帰国し、日本の世界的立場の向上に貢献できる仕事に尽きたいです。日本に貢献している企業の経営に携わるという方法で、日本経済に貢献できれば、と考えています。


→今後留学する人へのアドバイス

 英語ができなくても、やる気さえあれば何とかなります。しかし、日本の現実から逃げるために来ても、うまくいきません。カナダの大学はひじょうに教育水準が高いので、それなりの覚悟をしてきてください。時間はかかりますが、日本では経験できない貴重な経験ができると思います。


Australia
看護学士号取得中。
オーストラリアで正規の看護師として働きたい。

澤田 悦子さん

山崎 由記子
(さわだえつこ)さん 24歳
Australian Catholic University /
Sydney Bachelor of Nursing

 まず、シドニーのオーストラリア・カトリック大学の1年間ディプロマコースで、学部課程で必要となる基本的なことを学びました。ここではエッセイの書き方、課題の進め方や医療英語について勉強します。また同時に学部課程の教科も履修したので不安なく学部課程に進むことができました。学部に進んでからはすぐに専門教科の勉強を始めます。今は病理学、薬理学や精神看護学を勉強しています。

→留学して印象に残ったこと

 日本で看護の経験がなかった私にとって全てが新鮮でした。とくに病院実習に行った時、こちらの看護師は患者さんとのコミュニケーションをとても大切にしていると感じました。

→留学後のプラン

 とにかく卒業すること!そして両親をぜひ卒業式に招待したいです。その後は出来ればオーストラリアで正看として経験を積みたいと思います。

→今から留学する人へのアドバイス

少しでも日本にいる間に英語力を上げることだと思います。いくら医療英語ができたとしてもそれでは患者さんは理解できません。患者さんが理解できる言い回し、そしてスタッフ間で使われる略語など1つのことを表現するのに何通りもの言い方を覚える必要があるからです。そして何より「今」を楽しむことだと思います。


England
建築とインテリア修士号取得が目標。
ヨーロッパを舞台に夢がふくらむ。

大平 雅也さん

大平 雅也
(おおひらまさや)さん 24歳
London Metropolitan University International Foundation Programme  Architecture and Spatial Design Course

 ロンドンのメトロポリタン大学にある留学生のみで構成されている建築・空間デザイン基礎コースを受講しています。建築に関する授業と英語の授業を組み合わせてあり、一つの学期に4つ授業を選択できます。基礎コースなので、まだ設計図は作らず主にドローイングですが、課題に沿って作品を作り、その内容が今後の勉強に反映されて行きます。

→留学して印象に残ったこと

 コースの中で印象に残っているのは、建築学科の先生が企画したポルトガル旅行です。修士号や学士号取得中の学生も一緒に行きました。ポルトガル人で世界的に有名な建築家である、アルバロ・シザが大学の建築学科の教授をしているポルトという街に行きました。街の80%がバロック時代の建物で、教会などを沢山見学しました。また、シザが作った近代的なデザインの博物館や劇場も見ました。この劇場は、音響の設計やマテリアルなどに、従来の技術と最新のテクノロジーが両方見られ、元々劇場のデザインに興味があったのでひじょうに興味深いものでした。

→留学後のプラン

 私はすでに日本で学位を取っているので、今後は、建築とインテリアも修士号を取得する予定です。イギリスの王立建築家協会のプログラムに特に出願したいと思っています。またドイツにも受けたい試験があるので、そちらも考えています。今後留学する人へのアドバイスとしては、「日々を楽しんで下さい」の一言につきます。


U.S.A.
ビジネスマーケティング専攻中。
迷っているなら留学がお薦め。

井本 湧三さん
21歳
Los Angeles Valley College

 高校卒業後、語学学校で半年英語を勉強した後に、現在通うロサンゼルスのコミュネィティカレッジに入学しました。現在一般教養とビジネス教科を受講しており、次の学期から4年生大学へ編入が決まっています。アメリカの大学のシステムは1、2年生が一般教養を受けながら自分にあった専攻を探すのですが、私は初めからビジネス専攻に決めていたので、ビジネス専攻に編入するために必要なビジネスのクラスをいくつか受講しました。

→留学して印象に残ったこと

 こちらの学校生活で圧倒されるのは生徒一人一人が自分の意見をもち、積極的に発言をしていることです。英語というハンディキャップがある僕ですが、例え英語がたどたどしくても、先生や他の生徒も理解しようとしてくれるところが、アメリカで勉強しているという実感を強く感じさせてくれます。 今後は4年生大学に編入するので、ビジネスをもっと専門的に勉強できるかと思うと、うれしいのと同時に勉強がハードになるという不安もありますが、あとはやるだけなのでがんばりたいと思っています。また、大学期間中に就職活動やインターンシップもやっていこうと思っており、アメリカに残って就職をすることも視野に入れています。

→今後留学する人へのアドバイス

 留学すると多くを学びます。大学生活を通じて学ぶことはもちろん、親元を離れ、一人で異国で暮らし、その暮らしのなかで体験する全てが勉強になります。もしも日本の大学かアメリカの大学かを迷っている人がいたら僕は迷わず留学を薦めます。きっと視野が広がり、自分の可能性ももっと広がると思います。


国別学部留学ガイド

U.S.A.
アメリカの大学の種類
4年制大学、2年制短期大学、コミュニティーカレッジに大別される。4年制大学は文系と理系に分かれ、最初の2年は一般教養と必須科目を学び、3年次から専攻へ進む大学が多い。2年制大学には、私立のジュニアカレッジと公立のコミュニティーカレッジがあり、カレッジを経て大学に編入するケースが多い。
入学基準
入学試験はなく、高校3年間の成績が総合的に審査される。一般的な4年制大学の場合、入学はさほど難しくはない。
TOEFL 173〜213
授業料
州立大学 約8,000〜26,000ドル(約93万円〜302万円)
私立総合大学 約24,000〜30,000ドル(約279万円〜349万円)
コミュニティー・カレッジ 約2,300〜8,000ドル(約26万7,000円〜93万円)

England
イギリスの大学の種類
大学と高等教育カレッジの2つに大別され、大学には総合大学と特定の分野に焦点をあてた専門大学がある。高等教育カレッジは大学同様の学位や資格を取得できる学科と、職業訓練的な実践教育学科の両方を提供している。
入学基準
入学試験はないが、日本の4年制大学1、2年次を修了、または短大卒以上の資格が必要。
英語力はTOEFL213〜250
授業料
文系分野:7,250〜8,650ポンド(約162万円〜194万円)
理系分野:7,500〜10,700ポンド(約168万円〜240万円)

Canada
カナダの大学の種類
学部大学、総合大学(学部と大学院)、博士大学(研究型大学)に大別され、加えてカレッジとユニバーシティーカレッジがある。
入学基準
高校の成績証明書、英文エッセイ、推薦状、TOEFLスコアなどが総合的に審査される。
英語力はTOEFL213〜250。
授業料
学士課程 年間4,000〜13,000CANドル(約40万円〜128万円)
カレッジ 年間4,500〜10,000CANドル(約45万円〜99万円)


Australia
オーストラリアの大学の特徴
教養課程はなく、1年次から専門課程を取るため、留学生の場合、まずは大学入学準備コースで、英語、スタディスキル、専攻基礎知識などを学び、その後大学に入学する。 一般の学部では通常3年間で学士号が取得可能。
入学基準
高校時代の成績が5段階評価で平均3.5以上。TOEFLは 213点以上。
授業料
大学学部(文系科目) 10,000〜14,000AUSドル(約91〜127万円)
大学学部(理系科目) 11,000〜17,000AUSドル(約98〜154万円)
大学院  9,000〜19,000AUSドル(約80〜123万円)


New Zealand
ニュージーランドの大学の特徴
留学生の受け入れ体制がひじょうに良い。高校で専門分野の基礎知識を学ぶため、大学には一般教養がなく、1年次から専門課程に入る。学士号を取得するには、通常3年を要し、専攻によっては4〜6年のかかるものもある。
入学基準
大学は、高校の成績が5段階評価で3.5以上。ポリテクニックは3以上。
英語力は大学でTOEFL213〜250以上、ポリテクニックはでTOEFL190以上。
授業料
大学学部(文系科目) 19,700NZドル(約158万円)
ポリテクニック 14,375NZドル(約115万円)

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