カナダ初滑り。バンクーバー市内ではあまり雪が降らないと言われているが、今年は少し例外だった。今年は、連日雪が降り続き、気温も例年と比べ低かった。スキー場は、コンディションもかなり良く、スキーヤーの小林さんにとっては願ってもない状況だった。 昨年12月に、小林さんは、バンクーバーに隣接するノース・バンクーバーのグラウス・マウンテンで、カナダの初スキーを楽しんだ。グラウス・マウンテンはバンクーバーのダウンタウンからシーバス(通勤用フェリー)とバスを乗り継いで約30分という近場にあり、晴れている日には山頂からアメリカまで見渡せる。小林さんが訪れた日も快晴で、あたり一面の景色が一望できた。 スキーとの出会い小林さんがスキーを始めたのは6歳の時だった。
今期はスキーに10回行くことを目標にしている。そして、2010年に冬季オリンピックが開催される北米最大のスキーリゾート、ウィスラーにも行ってみたいと思っている。 日本のスキー場との違いカナダでの初滑りを終えて、日本のスキー場との差はさほど感じられなかったが、スキー場にスケート・リンクも備えられていることには驚いた。また、ゴンドラで頂上まで上がっても、スキーはしないで景色だけ見る人が多いことにも驚いた。ここのスキー場は景色が美しいことが特徴なのだが、日本ではあまり見られない光景だ。これほど市街地に近いところにスキー場があるのも、バンクーバーならではだ。 英語とコミュニケーション 昨年11月からテイクアウト中心の日本食レストランで働き始めた小林さんだが、現在は色々な仕事を任されるようになった。人手が足りないこともあるが、小林さんの努力が認められた証拠でもある。
また、自分がお客を相手にする立場になったことで、自分がお客として色々な店に行った時に、そこの店員の接客方法や英語のフレーズなども注意して観察するようになった。耳に入ったフレーズを真似してみようと思ったりするなど、小林さんは自分の視野が広がって、考え方が柔軟になったことを感じている。 最近は、ダウンタウンのコミュニティー・センター(市が経営する会館)でコーラスの講座に参加するなど、日常生活の行動範囲も積極的に広げている。 |