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  おいしいカナダを食べる! おすすめレストラン

カナダにあるレストランを国別に見ると、アフリカ、オーストラリア、イギリス、カリビアン、中国、インド、エチオピア、フィリピン、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、インドネシア、イラン、イタリア、日本、韓国、ラテン・アメリカ、レバノン、マレーシア、地中海、メキシコ、ポルトガル、ロシア、シンガポール、スペイン、タイ、ベトナムなどとある。世界地図を見ているような感じだが、アメリカに、「アメリカ料理」というレストランの種類がないのと同じように、カナダにも、「カナダ料理」と呼ばれるレストランはない。強いて言えば、ファミリー・レストランと総称されるごく一般的なレストランがそれにあたるだろう。ファミリー・レストランは家族同士の食事に手軽に利用されることが多く、メニューはホットケーキ、オムレツ、サンドイッチ、ハンバーガー、ステーキなどで、アメリカもカナダも違いはない。

カナダにあるほとんどのエスニック・レストランはシェフがその国の出身なため、本国と味が変わらないと言われる店は多い。なかでも、中国、インド、ギリシャ、イタリア、ポルトガルなどはカナダに移住している人口が多いだけにレストラン同士の競争も激しく、質が高い。日本食レストランも最近は人気が高いため質を上げてきている。本国と変わらないと言えるほどの和食は少ないにしても、すしなどは一流店であれば味に失望することはないはずだ。

エスニック・レストランとは別に、一般のカナダのレストランは、ビストロ(大衆酒場)、カフェテリア、カジュアル(気軽に食べる食事)、コンチネンタル、ファースト・フード、ファースト・ネーション(カナダの先住民族)、フィシュ&チップス(白身の魚のフライとポテトフライ)、パスタ、ピザ、シーフード、ステーキハウス、ベジテリアン、ウエスト・コースト(北米西海岸料理)などと区別されていて、ボリュームは多く値段は高くない。カナダならではの食材をふんだんに使った料理や、多国籍文化が産んだウエスト・コースト料理などは試してみる価値があるだろう。アメリカで生まれた「カリフォルニア・ロール」のように、日本に逆輸入される可能性がある和洋折衷のユニークなメニューもある。

「カナダ料理」と呼ばれる有名な料理はないにしても、カナディアン・ワインは世界的に評価されるだけの質をもちだしている。歴史が浅いだけに「赤」よりは「白」が勧められるが、エスニック料理と合わせて楽しんでも良いだろう。ワインほど話題に上ることはないが、カナダ製のビールにも注目に値するブランドがある。カナダのビールはアメリカのビールほど甘くなく、長期滞在する日本人やカナダに住む日本人の間で多くのファンをもつものもあるが、残念ながら日本にはほとんど輸出されていない。

レストランを選ぶ

レストランを探す時は、宿泊先のホテルに推薦してもらうと良いだろう。夕食には予約を入れることが勧められるが、ホテルが予約を入れてくれる場合もある。グループで予約する時は日本人が経営する地元の旅行会社に頼んでも良い。レストランと提携して日本人の合ったセットメニューを割安な値段で用意してくれている旅行会社は多い。この場合はレストラン選びからメニューの内容までアシストしてくれるので便利だ。

レストランで
<服装・値段・チップ>

カナダのレストランは一般的にカジュアルで、服装についてもさほど堅苦しいきまりはない。高級レストランの場合、男性は上着にネクタイ、女性はドレスが望ましい。一般的にアジア系のレストランには服装の規則はないが、夕食時にはあまりカジュアルなものは避けた方が良い。

食事の値段は夕食で一人当たり20ドルから50ドル前後と考えて良い(アルコール類を除く)。ワインはボトル40ドル以上であればかなり良質だ。 大半のレストランは、テーブルごとにウエイターやウエイトレスが割り当てられていて、そのテーブルの注文をすべて担当する。チップは担当のウエイターやウエイトレスのサービスに対して支払うもので、食事代の10%から15%が妥当だ。

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