スタディ - 留学・英会話
Overseas High School Experiences

海外ハイスクール体験インタビュー

高校留学が与えてくれる可能性は無限に広がっている。日本を外から眺め、世界のすみずみから集まった留学生と出会うなかで、グローバルな価値観に触れ国際人として目覚め、高校留学生は大きく成長する。


ニューウエストミンスター(カナダ)

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飯伏 夏生
(いぶしなつお)さん
19歳

偏見や差別的な
考え方がなくなった

  バンクーバーの郊外にある公立校ニューウエストミンスター・セカンダリースクールに3年間留学しました。

  私の父は高校教師で、昔、ホンジュラスで青年海外協力隊員として働いたことがあります。外国で働く父の姿を見て、自分も世界に出て、外から日本を見てみたいと思ったことや、父から小学校6年の時に、将来留学することを薦められたことが留学したきっかけでした。

  留学した時は英語はほとんど話せませんでした。このため、言葉が分からなくても理解できるはずの数学でさえ、授業の内容はまったくわかりませんでした。でも、周りの人たちはゆっくり話してくれるし、ESLの先生も親切で、2、3ヵ月で言いたいことは何でも言えるようになりました。

  留学する前はいろいろと心配したのですが、実際留学してみると、意外と問題なく過ごせました。しかし、ホームシックには3年間悩まされました。こんな時、 話し合える友達がいたことや、先生がとても優しいので励みになりました。

  勉強面では、全ての学科が面白かったです。特に法律に関することを学んでいるときは、近くの裁判所に行って実際の法廷を見たり、クラスで模擬法廷をするなどとても面白かったです。

  また留学を通じて視野が広がりました。 カナダにはいろいろな国から留学生が来ていて、日本にいたら話す機会がないような人もたくさんいます。例えば、アフガニスタンやイラクなどからの生徒もいて、こうした国々は私にとってアメリカと戦争している国であるというイメージが強く、少し偏見をもっていたと思います。でも、彼らと友達になって冗談を言い合ったりするなかで、偏見や差別的な見方がまったくなくなりました。また、アフリカから難民として来た生徒もいて、国から逃げた時に銃弾で足を打たれた体験談を聞いて、平和でない国を身近に感じることもありました。

  これから高校留学する人へのアドバイスは、パーティーなどにも積極的に参加して、遊びと勉強を両立させることです。とにかく楽しんでください。

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