スタディー−留学・英会話記事
  カナダの秋と冬に留学するワケ こうすれば英語が上達する! 海を渡った高校生
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しっとりと落ち着いた雰囲気に包まれる秋から冬にかけては留学のおすすめシーズンだ。カナダでは9月に新学期が始まり、学生生活が本格的に軌道に乗り出す11月ごろまでは現地の学生と知り合えるチャンスが多い。12月に入ればクリスマスとニュー・イヤーに向かって学校でのパーティーやイベントの数も多くなり、友人との親交が深まっていく。

また冬と言えばウィンター・スポーツ。もちろんカナダでは、 スキーやスノーボードを始めあらゆるウィンター・スポーツがひじょうに手軽に楽しめる。
語学留学をかねてウィンター・スポーツやのんびり旅行を一緒に楽しみたい・・・そんな希望にぴったりなのが、カナダのESLウィンター留学だ。
カナダの語学学校は、英語講座とカナダの冬ならではのアクティビティーやツアーを組み合わせたコースから、遊びを中心にしたウィンター・スポーツ三昧型のコース、週末にウエイトが置かれたアクティビティー・タイプのコース、クリスマスに合わせて年に一度の楽しい企画を用意している語学学校など、楽しいプログラムをたくさん取りそろえている。

ロッキーに囲まれて思いきり楽しむバケーション・プログラム
バンフ・エデュケーション・センター Banff Education Centre

バンフ国立公園まで車で5分、ロッキーに囲まれた町ケンモアにあるバンフ・エデュケーションセンターは、生活に役立つ実践英語の教育を中心に行う学校で、一般ESLプログラムの他、季節のアクティビティーを経験しながら英語に触れる春季、夏季、冬季プログラム、ファームステイ、職場体験、ロック・クライミング、バック・パッキング、乗馬などのスペシャル・プログラムなど、レジャーを通じて楽しく英語を学ぶプログラムを行っている。同校のウィンター・プログラムには、スキー&スノーボード・プログラムと、ウィンター・アクティビティー・プログラムの2つがあり、どちらも午前中に英語クラスを行い、午後は白銀の世界で思い切り遊ぶものだ。ロッキー観光の拠点として世界中の人が訪れる、野生動物の宝庫でもあるケンモアの魅力を存分に楽しませてくれる。

  • スキー&スノーボード
    1週間から4週間まで選べるプログラムで、参加費にはホームステイ(1日3食つき)、スキー場(サンシャイン・ビレッジ)までの往復交通費、リフト券が含まれている。スキーとスノーボード技術を徹底してマスターしたい場合は、オプションでレッスンを受けることもでき、スキーとスノーボードのレンタルもある。
    プログラムは11月末から5月初旬まで行われ、クリスマス休暇にあたる12月第3,4週以外は毎週火曜日から参加可能。

  • ウィンター・アクティビティー
    1週間または2週間プログラムから選択でき、参加費にはホームステイ(1日3食つき)、アクティビティーの参加費用と往復交通費が含まれている。
    アクティビティーの内容は、クロスカントリー・スキー、犬ぞりツアー、スノー・シューイング(カンジキ)、ケンモア観光、レイク・ルイーズ観光、アイス・ウォークなどがあり、自由時間もたっぷり用意されている。
    クラスのサイズは最高11人まで。
    プログラムは1月の第2週から4月の第1週まで行われ、毎週火曜日から参加可能。

レベルの高い英語教育を受けながら、冬のカナダを楽しむ
ナショナル・スクール・オブ・ランゲージズ National School of Languages

カナダの首都オンタリオ州オタワにあるNSLは、一般英語・フランス語プログラムから、14歳から20歳までを対象にしたアカデミック・イングリッシュ・プログラム、50歳以上のプログラム、企業人用プログラム、カンバセーション・クラブなどを行う語学学校で、聴解力と会話力の向上に焦点を当てた教育を行っている。
オタワは、世界中でも最も美しい首都として知られ、質の高い美術館や博物館が多くある。冬には凍ったリドー運河がアイススケート・リンクになり、スケートで通勤や通学する人も多くいる。

  • ウィンター・ランゲージ・キャンプ
    ナショナルスクール・オブ・ランゲージズの冬期プログラムはウィンター・ランゲージ・キャンプと呼ばれ、2月と3月に行われ、午前中に英語クラスを行い、午後と土曜日にアクティビティーを行う。アクティビティーの内容は、ボーリング、アイス・スケート、アイス・ホッケー、アイス・ホッケーの試合観戦、ファーム体験、クラフト、ピザパーティー、映画、アイマックス・シアター、ソリ、国会議事堂見学、ショッピング・ツアー、造幣局見学、メープルシロップ作り、ミニ・ゴルフ、ダンス・パーティーなど。オプションで、スキーとスノーボード、モントリオール市内観光、ナイアガラの滝観光もある。
    ウィンター・ランゲージ・キャンプは1週間から8週間まで参加でき、毎週月曜に入学可能で、週あたりの受講時間を25時間と15時間から選択できる。

ロマンチックなリゾートも併せて楽しむモントリオールのESL
カレッジ・プラトン College Platon

冬のケベック州は気温が下がるが、フランス系カナダ人の粋な文化と雪国の情緒があいまって、町中がひじょうにロマンチックなムードになる。モントリオールの中心部にあるカレッジ・プラトンはフランス語と英語を教える語学学校で、冬期用の特別プログラムは作っていないが、週末にオプションで行うスキー、スノーボード、クロスカントリー、スケート、博物館巡りなどに参加できる。特に、モントリオールから約1時間離れたモン・トレンブラン・スキー場は、年間を通じて各種のアウトドアスポーツが楽しめるおしゃれなリゾートで、語学研修とあわせて日程に組み込めば、カナダでの滞在がより楽しくなるだろう。
カレッジ・プラトンのプログラムには、週3日受講する夜間コース、午前または午後のみ受講するパートタイム・コース、終日受講するフルタイム・コースがあり、講師を囲んで自由に会話するカンバセーション・クラブも人気がある。どのコースも毎週月曜日に入学可能だ。

オーロラを満喫してこそ、カナダの冬
ノーザンライツ・カレッジ Northern Lights College 

ブリティッシュ・コロンビア州(BC州)北東部のフォート・セント・ジョーンズはオーロラの名所で、ウィンター・スポーツの本場として、また、鹿、大鹿、狐などの野生動物の生息地としても有名だ。湖や川が豊富な森の近くにあり、息を呑むほどに美しい日の出や日の入りの光景を一年に100日以上は観測できるといわれる。このフォート・セント・ジョーンズにあるノーザンライツ・カレッジでは、カナダの冬を満喫できる少人数制のESLプログラムを行っている。午前中に英語を学び、午後はアイス・ホッケー、フィギュア・スケート、スピード・スケート、カーリング、クロスカントリー・スキー、ダウンヒル・スキー、スノー・ボードなどを楽しむもので、オーロラも見物できる。大自然に囲まれたこの地域に住む人々はひじょうにフレンドリーなため、ホームステイも一段と魅力的だ。

ホッケーの本場でスケートするESLプログラム
グラント・マッキュワン・コミュニティーカレッジ Grant MacEwan Community College

アルバータ州の北部にある州都のエドモントンは、NHL(ナショナル・ホッケーリーグ)エドモントン・オイラーズの本拠地で、アイス・ホッケーがひじょうに盛んな町だ。このエドモントンで、語学研修と一緒にカナダ人とポンド・ホッケー(凍った湖や川で手軽に楽しむアイス・ホッケー)を楽しんではどうだろう。冬は気温が零下になるカナダの地域では、ポンド・ホッケーを楽しむ子供たちをあちこちで見かける。防具を着けずにパックを追いかけるもので、アイス・ホッケーを愛するカナダ人のルーツだ。
このエドモントンにあるグラント・マキュワン・コミュニティー・カレッジでは、午前中英語を学び、午後は様々なウィンター・スポーツを楽しむESLプログラムを行っている。アイス・ホッケー、アイス・スケート、スノー・ボード、クロス・カントリースキー、ダウンヒル・スキーをはじめ、野生動物を見に行くツアーなど、冬のカナダならではのアクティビティーが盛りだくさんだ。入学は随時可能。良質なホーム・ステイも手配可能だ。

無料でスキーやスノー・ボードができる
ウインター・スポーツ三昧プログラム
オムニカム・スクール・オブ・ランゲージ Omnicom School of Languages

カナダの語学学校でスキーやスノー・ボードを授業に組み込んでいるところは多い。その多くがスポーツ日を指定しているが、英語もスキーやスノー・ボードに毎日没頭したい人の夢を叶えてくれるのが、トロントに本校をもつオムニコム・スクール・オブ・ランゲージのカルガリー校だ。カルガリーはバンフへも近く、世界的にも有名なサンシャイン・ビレッジやレイクルイーズ、マウントノーケイなどのスキー場に近い絶好の環境だ。午前中3時間英語を学び、午後は月曜日から金曜日まで毎日、スキーやスノーボードを楽しみに、市内のカナダ・オリンピック・パークへと繰り出せる。週末にはレイクルイーズ、サンシャイン・ビレッジのスキー場、バンフ周辺の楽しい小旅行も企画され、アイス・スケートやボーリングを始め、CHL(カナディアン・ホッケー・リーグ)の観戦や市内観光も用意されている。プログラムは、2週間、3週間、4週間とあり、正規のESLプログラムを延長してウインター・プログラムを受講することもできる。授業料にはリフト・パスからオリンピック・パークの施設使用料、交通費(一部)、週末の小旅行費、観光費、登録費が含まれている。

週末重視型のアクティビティー 遊びながら学ぶ英語
カナディアン・アズ・ア・セカンドランゲージ・インスティチュート
Canadian as a Second Language Institute

ウィークデーは授業や宿題で忙しい学生も、週末を楽しく過ごせば、留学生活が一段と楽しくなる。BC州バンクーバーにあるカナディアン・アズ・ア・セカンドランケージ・インスティチュートでは、無料で週末のアクティビティーが楽しめるフライデー・アクティビティー・プログラムを行っている。アクティビティーの内容は週替わりで6〜7種類。冬期のアクティビティーは、バンクーバー市内から一番近いスキー場、グラウス・マウンテンでのスキーやスノーボード、クリスマス・ディスプレイ見学、カーリングなど。その他年間を通じてハイキング、乗馬、プラネタリウム訪問、工作(アクセサリー、ドリーム・キャッチャーなど)、料理、ローラー・ブレード、ウィスラー日帰り旅行、ダンス・レッスンなども行っている。また、課外活動より語学研修に集中したい人には、リスニング・クラス、ライティング・クラス、比喩表現など、アカデミック・アクティビティも毎週企画されている。
アクティビティにかかるレンタル料金、入場料、材料費、交通費などは全て学校が負担。様々な国籍の生徒が交流し、カナダ人と出会う機会もたくさんあるので、日ごろ授業で学んだ英語を楽しみながら使う絶好のチャンスだ。

  • 木曜日のテーマナイト
    毎週木曜日、授業の後、希望者が集まって各国料理を食べにでかける。メキシコ人の生徒が企画したメキシコ料理、ドイツ人の生徒が企画したドイツ料理など、今まで食べたことのない食事を食べる機会もあるはずだ。

  • ウィークエンド・ツアー
    ウィスラー、ビクトリア、シアトル、ロッキーマウンテンなど、週末のツアーを学校から申し込むことができる。また、カナダの年間行事やイベントがあり、休憩時間をつかって、卓球のトーナメント、イディオム・コンテストや、スペリング・コンテストなど、学校全体で楽しみながら学べる環境が整っている。

スクール・レポート

私は、ノバ・スコシア州のハリファックスにあるカナディアン・ランゲージ・ラーニングセンター(CLLC)に3ヵ月留学しました。この学校は、インターネットで語学学校を探している時に見つけ、自分で直接学校に電話をかけて日本人スタッフの方や校長先生と何度か話をして、入学することに決めました。

ハリファックスは小さな町だと聞いていたので、東京育ちの私には不安なことがいくつかあったのですが、実際にハリファックスの町に住んでみると時間がゆっくりと流れていて、東京では味わえない雰囲気があり、カナダに来たことを実感しました。

ハリファックスはカナダ東海岸にある小さな町です。しかし、学生の町としても知られ、国際色豊かなとても親しみやすい所です。人々はとても優しく親切で、小さいながらもとても活気に満ちています。特にウォーター・フロントはいつも賑わっていて、私も時々学校帰りにウォーター・フロントのコーヒー・ショップで宿題をしました。

CLLCは大きな学校ですがアット・ホームな雰囲気で、経営者の一人でもありビジネス・クラスの先生でもあるガネットは、とてもフレンドリーで何でも相談できるので皆の人気者です。クラスは少人数制なので質問もしやすく、毎日英語力が上がったことを実感しました。昼食時は先生も一緒に食べるので、これも勉強の一つになりました。

CLLCはアクティビティも充実しています。キャンプや小旅行などもあり、赤毛のアンで有名なプリンス・エドワード島に一泊二日で行きました。秋にかけては、紅葉がきれいなことで有名なケープ・ブリトンへの旅行、ブルーベリー摘みなどが計画されています。

鈴木さやか(栃木県出身)

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