スタディー−留学・英会話記事
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カナダのカレッジ（専門学校）や4年制大学に入学試験はない。高校の成績証明と規定に達した英語力があれば入学できる。英語力が規定に達していない場合、＜大学編入プログラム＞または＜EAP：English for Academic Purposes＞と呼ばれる語学コースを受講するのが一番早道だ。カナダには、大学進学用の語学講座を開講するカレッジや大学が多くそろっている。

大学やカレッジの英語プログラムの大半は、正規留学を希望する人を対象にしたプログラムだが、語学留学だけに利用しても一向に構わない。特に、英語を上達させたいと思う度合いが高い人にはお勧めだ。大学やカレッジの英語プログラムには、世界各国から正規留学に対する強い意思をもって留学してきた学生が多いので、こうした人たちと一緒に学ぶことで、自分のレベルも上がっていく。
大学の英語プログラムと語学学校の何よりも大きな違いは、キャンパス・ライフだ。授業の後に、広々としたキャンパスを歩いているだけでも留学の実感がある。
当然、現地の学生とも触れ合う機会が多く、友達も作りやすい。大学の生協で大学のロゴが入ったトーレーラーを買って誇らしげに歩けるのも大学ならではだ。
図書館や体育館などの施設にアクセスできる点もうれしい。キャンパス内の掲示板で、イベントやパーティーなどの情報も得られる。週末にキャンパス内のコンサートを鑑賞したり、スポーツの試合を応援したり、大学に正規留学するのと変わらないようなキャンパス・ライフが楽しめるのだ。

	公立カレッジのEAP
	Langara College http://www.langara.bc.ca

BC州バンクーバーを代表する公立カレッジの一つであるランガラ・カレッジでは、LEAP（ランガラ・イングリッシュ・フォー・アカデミックパーパセズ）を行っている。カナダに外国から移住してきた人や留学生など、英語が第一言語ではない人で中級者以上が対象。クラスで週20時間受講し、20時間相当の宿題が出される。 ランガラ・カレッジは、大学編入用のコースを200以上備えたカレッジで、LEAPを経て当校のインターナショナル部門に編入して必要単位を取得すれば、カナダを含む英語圏の大学の3年または4年に編入できる。現在ランガラ・カレッジには、学生総数（8000人）の10％にあたる800人が大学編入を目指して通学している。

	州立大学のEAP
	University of Saskachewan http://www.learnenglish.usask.ca/

サスカチュワン州の首都サスカツーンにある州立大学（学生総数15000）は、留学生と移住者向けにEAPプログラムを行っている。サスカツーンは人口22万の自然が美しく清潔な町で、素朴なカントリーライフのなかに都市の便宜性を備えている。EAPプログラムの最上級レベルに達した場合は大学課程に編入できるが、最上級レベルに達していない場合でも。同大学の大学一般教科科目の多くが条件付でEAPプログラム生徒を受け入れている。
サスカチュワン州は移住者や留学生が比較的少ない州で、それに比例してアジア系の留学生数も少ない。