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12月に入るとカナダはクリスマスシーズンに。12月後半には祝日が集中し、ホリデーシーズンと呼ばれる1年の中でも特別な時期になります。
ホリデーシーズンはクリスマスやニューイヤーズデーが含まれますが、この中に「ボクシングデー」という日本では馴染みのない祝日があります。
今年のボクシングデーは12月26日(火)で、カナダジャーナルのオフィスもお休みです。
本記事ではカナダの祝日ボクシングデーについて詳しく説明していきましょう。
カナダのボクシングデーは、日本の初売りのようにセールが行われる日です。学校が休みの場合が多く、留学生も朝からショッピングが楽しめるのが特徴!
ウィンタースポーツ用品を買いそろえたり、冬のブーツやアウターをお手頃な値段で手に入れることができますよ。
そんなボクシングデー英語表記は「Boxing Day」。スポーツの「ボクシング(Boxing)」と同じスペルですが、スポーツのボクシングとは関係ありません。
ボクシングデーはキリスト教の由来の祝日で、12月25日のクリスマス翌日である12月26日が毎年ボクシングデーです。
ボクシングデーはカナダだけではなく、イギリスを宗主国とする国々(コモンウェルス)でも定められています。アメリカにボクシングデーはありません。
カナダでボクシングデーが祝日ですが、州により祝日の種類が異なります。
例えばバンクーバーがあるBC州では、ボクシングデーは法律で定めた祝日ではありません。
正確に言うと「休み」ではありませんが、習慣的にクリスマスの翌日はボクシングデーとして休んでいます。
多くの学校が休みですが、学校によっては授業を行う場合もあるので、自分の通っている学校に確認するようにしてくださいね!
他の州と準州は法律で定めていませんが、習慣的に休んでいます。
「Boxing Day(ボクシングデー)」の「Boxing」は、「箱(Box)」が由来であるそうで、その起源には諸説あります。そのうち有名なのが、以下の2つです。
大土地所有者や貴族などに使える使用人たちは、クリスマスの日も従事していました。代わりに翌日の12月26日がお休みとなり、家族とともに過ごすことを許されました。
その時にギフトとボーナスが入ったた箱(Box)を主人からもらったことが由来で、17世紀にはすでに見られていたようです。
教会が貧しい人たちのためにクリスマスプレゼントの寄付を募ります。そのクリスマスプレゼントの箱(Box)を開ける日が、クリスマスの翌日である26日でした。
以上の2つが、ボクシングデーの起源として濃厚な説です。
アメリカで定着していないことから、アメリカ独立後の19世紀以降に、イギリスを中心にその他の植民地へと広まったと推測されています。
ボクシングデー当日は、カナダ全国のショッピング街やショッピングモールが買い物客で賑わいます。
有名なブランドや販売店は入場制限をする場合が多く、店内が混雑しないようにお店の入り口で並びます。お昼過ぎまではどのお店に行っても並ぶ場合が多いです。
また、ホリデーシーズンの休日でもあるので、営業時間は通常より短く午後4~6時に閉店するのも特徴。
一方で朝は早くオープンし、中には早朝の5~6時頃から開いているお店も!
セール品を狙って、クリスマスの真夜中から並ぶ人も見かけたりします。
さらにボクシングデーが終わっても、「ボクシングウィーク(Boxing Week)」という名でセールが続きます。
またブラックフライデーと同様に、ハイエンドなブランドはボクシングデーのセールを行わない場合が多いです。
ボクシングデーは、多くのショップがオンラインセールも行います。
ボクシングデーの当日に仕事や学校など、予定がありお買い物に繰り出せないという方は、オンラインショッピングを楽しんでみては。
50%から70%もの大幅割引で商品を探すことができるほか、お店やブランドによっては送料無料などのキャンペーンを行なっているところもあり。
ボクシングデーはセールが行われる日として知られていますが、実はそれ以外にも習慣や伝統があります。
イギリスを中心にスポーツの重要な試合を開催する日としても知られています。
使用人たちが休めるのはボクシングデーなので、この日にみんなでスポーツをする習慣があったとのこと。
特にフットボール(サッカー)は人気のスポーツで、主にイギリス国内ではサッカーの試合が行われることも多いそう。
カナダもその影響を受けているのか、アイスホッケーのジュニアリーグもこの日から開催します。
キリスト教で12月26日は聖ステファノの日(St. Stephen’s Day)です。
殉教者ステファノは、イエス・キリストが神の子であると伝えたために、ユダヤ教の教義に反するとして処されました。そんな殉教者ステファノを偲ぶ日です。宗派によっては日付が異なります。
聖ステファノの日は、カナダよりもアイルランドやドイツ、北欧、東欧で重要な日として知られています。
カナダのボクシングデーについてご紹介しました!
カナダ留学中の方、これからカナダ留学をする方は、カナダのボクシングデーについて知っておいてくださいね。
カナダ留学に挑戦したい!と考えている方は、カナダジャーナルにご相談ください。
カウンセリングから学校の入学手続き代行まで、基本的に無料(※)でご利用いただけます。
またカナダジャーナルを通して学校に入学された方は、現地に着いてからも安心&充実の無料サポート付き。
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