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インターンシップやプラクティカムと呼ばれる実習付き就学プログラムは、英語が必要とされる職場に就職を希望する人や、英語圏での就職を希望している人のための、就職活動ステップとしてひじょうに効果的だ。
職場実習プログラムを行っている学校には、語学学校から専門学校まで幅広くあるので、受講者の語学力や職場体験に応じて選ぶことができる。
職場実習は無給で行われるが、専門学校を卒業した場合は、就労ビザを取得して1年間に限り有給で働くこともできる。これは、受講したコースに直接関連した職場で仕事を見つけた場合、卒業した学校が留学生用の就労ビザの取得をアシストしてくれるもので、一般の就労ビザのように査証申請の面接はなく、比較的簡単に取得できる。

一口メモ

学業修了後に取得できる1年間の留学生用就労ビザは、学業修了後60日以内に申請しなければならず、1年後に延長更新はできない。就労を継続して希望する場合は一般就労ビザに切り替え申請をしなくてはならない。
職場実習には面接がある職場とない職場があり、受講者の実力によっては希望する分野や企業での実習が受け入れられない場合もある。
職場実習や就労ビザで働いた場合は、働いた先の企業から推薦状をもらっておくと良い。
外資系の企業や欧米では、推薦状がもつ威力は大きい。将来、永住権の取得を希望する人にとっても、推薦状はひじょうに役に立つ。

参加期間を自分で決める実習プログラム
Bodwell Language School

バンクーバーのボッドウェル・ランゲージスクールは、一般のESLプログラムを受講し、オプションでビジネス・イングリッシュ・コミュニケーションコースも受講して参加資格を満たした人に、<イングリッシュ・インターンシップ・プログラム>を行っている。
参加資格は、19歳以上、高校卒業、TOEIC800、TOEFL540以上の英語力であること。職場経験は問わない。職場実習期間は、受講した英語コースの合計期間の50%を上限として自分で決定する。実習先は教育機関、観光、小売店、スポーツ・レジャー施設、フードサービス、エンターテイメント、貿易、金融、政府など。
職場実習希望者は、文書で実習を希望する理由を学校に提出し、カウンセラーとの面接を通じて実習先の職場を選択する。実習先企業の面接を経て実習を行い、終了すると企業から推薦状がもらえ、学校から修了証が発行される。
なお、同行のインターネット専門校であるボッドウェル・インターネットスクールでは、2ヵ月から8ヵ月のウェブ関連およびデジタル・メディアコースを行い、コース終了後に職場実習を行っている。

二つの職場を体験
King George International College

バンクーバーとトロントに拠点をもつキングジョージ・インターナショナルカレッジでは、4ヵ月の英語クラス修了後に2ヵ月の職場実習を行う<ワークエクスペリエンス・プログラム>を実施している。英語クラスでは、職場で役立つコミュニケーション・スキル、ライティング、リスニングを集中的に学ぶ。英語クラス修了時に、受講者がレベル4に達していた場合(同校のレベルは6段階に分かれている)、学校が受講者のレベルに応じて実習企業を選ぶ。実習内容は、責任の比較的軽いものに限られるが、就業中は他の従業員と同等に扱われるため、北米のビジネスライフを気軽に体験できる。実習に際して実習先の面接は行わない場合が多いが、履歴書の書き方や職場での習慣などを学び、実習に備える。なお、実習は1ヵ所で2ヵ月間行っても、2つの異なる企業で1ヵ月ずつ行っても良い。

実習先での就職率30%
Pro-soft Training Institute

バンクーバーの専門学校プロソフト・トレーニング・インスティチュートは、ディプロマまたはサーティフィケート・プログラムの受講者を対象に、職場実習を行っている。日本人留学生に人気があるコースは、ホスピタリティー、インターネット・アプリケーション・プログラミング、コンピューター・グラフィックなど。
ディプロマとサーティフィケート・プログラムの受講期間は様々だが通常34週間から48週間で、そのうち合計100時間から150時間が実習に割り当てられている。
実習先の選択は、受講者の希望に基づきプログラム・アドバイザーと講師が共同で行う。プログラム終了時には、2週間の「ディベロップメント」および「プロフェッショナル・ディベロップメント」と呼ばれる講習が行われ、インターンシップ・プログラムの最終目標である就職の指導にも力が注がれている。同校の実習プログラムの卒業生の30%が、実習先の企業に就職している。

特殊な職業の実習もアレンジ
Pacific Gateway International College  

バンクーバーとビクトリアに拠点をもつ語学学校であるパシフックゲートウェー・インターナショナルカレッジは、特定の職業ですでに数年のキャリアをもち、英語力も初心者以上の実力をもっている人を対象に、その分野における英語を上達させ、同時にカナダの職場で実習できるプログラムを行っている。3ヵ月の集中英語クラスを終了した後に2、3ヵ月の職場実習を行うもので、受講者の職種にそって学校が実習する職場をそのつど探してくれる。過去に受講した日本人のなかには、テレビのプロデューサー、コンピューター・リサーチャー、ジャーナリストなどもいて、それぞれがカナダのテレビ局、ハイテク企業、新聞社等で実習している。

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