カナダでは、毎年10月第2月曜日は、感謝祭(Thanksgiving Day)です。
今年は、2020年10月12日です。
アメリカとは違い、一ヶ月以上早めに行われ、今年は既に終わっています。来年に期待しましょう。ちなみにアメリカは、2020年11月26日木曜日です。(2020年10月29日追記)
アメリカ感謝祭の次の日のブラックフライデーについても解説!是非、御覧ください。
https://canadajournal.com/2020-blackfriday/
(2020年11月24日追記)
何か、漢字で読み取ると、なにかのセールスの日かなって、感じてしまいますが、古くから伝わる習慣からなりたっている祝日です!
もともと、ヨーロッパで、収穫時期が終わるころに、大地の恵みにありつけたということで神に感謝する祭りです。
日本でも同じように秋に祭りが行われる意味と似ていますね。
さて、感謝祭について、説明いたしますね。
後半に今年の感謝祭のトレンドを紹介します。
アメリカとカナダで広く一般的に行われているイベントで、祝日です。カナダでは、一部の州は法定祝日ではなく、習慣祝日ですが、大体どこもこの日は休みます。
サンクスギビング(Thanksgiving)と略したり、(七面鳥を食べる家庭が多いため)「ターキーデー(Turcky Day、七面鳥の日)」と呼ばれたりもします。
さて、前述ではカナダでは10月の第2月曜日ですが、アメリカでは11月の第4木曜日です。
なぜ、アメリカとカナダでは日がちがうのか?、って疑問が思い浮かぶかと思います。
諸説ありますが、 カナダの冬が早くやってくるのが、最大の理由でしょう。カナダの冬はアメリカと比べ、一ヶ月以上も早く始まりまた終わるのも比較的に遅いです。(カナダ東部はね)
ですので、穀物のほとんどがアメリカより早めに収穫されますので、それに合わせて、感謝祭も早めに始まっています。
もともとは「秋の収穫を祝う行事」として行われてきました。歴史を遡れば、古代文明より前には遡ります。収穫されたものを神や大地に捧げるのも、一種の収穫祭です。
ですので、北米でも、ヨーロッパから人々が移住して来る以前から、先住民たちによって、冬に入る前の収穫を祝い、自然の神々に感謝する儀式が執り行われていました。
先述の通り、ヨーロッパでも古くから広く行われてきいました。
カナダの感謝祭の由来は諸説ありますが、カナダで初めて感謝祭が開かれたのは、1578年のこと。イギリス人の探検家マーティン・フロビッシャー率いるイギリス人開拓者らが、新天地のカナダのニューファンドランドで行った、イギリスの伝統的な収穫祭が起源だそうです。
ただ、現在の感謝祭は、アメリカのプリマス(後述を参照)での出来事に影響されており、アメリカ合衆国独立戦争後にアメリカから英領カナダに移住した王党派(ロイヤリスト)が持ち込んだ習慣だろうと言われております。
アメリカの植民地時代の17世紀初頭、イギリスから宗教の弾圧を逃れてやってきた清教徒(ピューリタン)の移住者達が由来とされています。
一般に信じられているのは、イギリスから現在のマサチューセッツ州のプリマスに宗教的自由を求めて移住して来たピルグリム・ファーザーズと呼ばれていた入植団が、本国から持ってきた種子などで農耕を始めましたが、現地の土壌に合わず全く収穫できなかったのです。そのため飢饉に見舞われ餓死者まで出てきましたが、現地のアメリカ先住民達がかれらを助け、彼らより現地の食物からの収穫、トウモロコシなどの穀物の栽培方法などを教わり、入植団は飢餓の危機を逃れました。その感謝を表す目的で1621年に先住民を招いて収穫を祝う宴会を開きました。これがアメリカでの感謝祭の始まりと言われています。
感謝祭が、カナダで正式な「祝日」に制定されたのは1870年ごろからです。州によって法定祝日であったりなかったりします。バンクーバーあるブリティッシュコロンビアは、州の法定祝日となっております。
他の州では、金曜日からおやすみとして、土日を挟んで4連休となっております。
アメリカは1863年、リンカーンによって制定されました。
現在は、親族や家族、友人を囲んで、食事や会話を楽しむというものになっています。
当日は、イベントもなく、閉まっている店舗も多いため、非常に閑散としております。それだけ、家族で過ごす意味合いが大きい日となっております。
アメリカでは、感謝祭の朝には、大統領が二羽の七面鳥を屠殺される運命から恩赦する(Turkey Pardon)という行事が、ホワイトハウスで行われます。ニューヨーク市の百貨店メイシーズでは、巨大な風船を用いたパレード「メイシーズ・サンクスギヴィング・デイ・パレード」が恒例行事となっています。
伝統的な感謝祭の料理は、七面鳥(ターキー)にスタッフィング(詰め物)をして焼いた「ローストターキー」で、クランベリーソースやグレービーソースをかけて食べます。
その他、マッシュポテト、カボチャ、カブ、パンプキンパイもよく見られます。
2020年は、残念ながら新型コロナウイルス感染症大流行(Covid-19パンデミック)が起こり、9月後半にカナダでも第二波の到来が宣言されました。感染者の増加勢いは衰えはみせるどこから、逆にますます強くなりつつあります。
カナダ公衆衛生局・各州の政府は、感謝祭はカナダにとって大事な祝日ではりますが、住民各々がリスクを認識し防護対策をするようにと、メディアを通じて、訴えています。
ウイルスを招き入れない、渡さない事を重点に置いて、この特別なディナーをするために以下のようなことが推奨されています。
参考:
こう言う複数の人と一度にコミュニケーションの場所が増えれば、感染者も増えていきます。せっかくの祝日を台無しにするわけは行かないので、各自予防策は採ってくださいね。
留学生やワーキングホリデーホルダーの方達は、こちらには家族もいません。することといったら、ご友人と一緒に過ごしたり、ホームステイ入られているかたは、ホストファミリーと過ごすことになろうかと思います。ともあれ、みんなで一緒に感謝祭料理を楽しんでくださいね。
また、今年は新型コロナウイルス感染流行(Covid-19パンデミック)の第二波が確認されているゆえ、通常のディナーと言うわけには行かないかと思います。各自それぞれ工夫が必要なの必須でしょう。
さぁ、皆さんも新型コロナウイルスのリスクを回避しつつ、大地の恵み感謝してつつ、大自然の脅威を乗り越え、楽しく過ごしましょう。
カナダ・ブラックフライデーについても記事を投稿しております。ぜひ、御覧ください。
LINE上で、お問い合わせ、無料相談も承っております。
下のQRコードからお友だち追加後、チャットで声をかけてください。
上ボタンをクリック、もしくは『@canadajournal』(@マークも含めて)でID検索をしてお友だち追加してください。
担当者がログイン後、お応えします。