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11月になると、カナダの街中で胸元に赤いポピーの花をつけている人を多く見かけます。
赤いポピーの花は、カナダの祝日「リメンバランスデー(Remembrance Day)」に関連があります。
カナダ祝日「リメンバランスデー(Remembrance Day)」は11月11日(土)です。
11月13日(月)は、メンバランスデーの振替休日のため、カナダジャーナルのオフィスはお休みです。
本投稿では、そんなカナダのリメンバランスデーについて紹介していきましょう。
リメンバランスデー(Remembrance Day)は、日本語で『戦没者追悼記念日/休戦記念日』のような意味になります。
1918年11月11日に第一次世界大戦の休戦条約が結ばれたことから、毎年11月11日は戦争で亡くなった兵士に敬意を表し追悼する日になりました。
カナダでも第一次世界大戦の際ヨーロッパに多くの兵士を送り、多数の戦死者が出ました。
それ以降、11月11日は第一次世界大戦のみならず第二次世界大戦、その他の戦場で亡くなったカナダ兵士を追悼しています。
リメンバランスデー当日の11月11日の午前中は、各地の英霊を弔うモニュメントがあるスポットや、退役軍人施設でセレモニーが行われ、戦死者をたたえます。
ほかにもショッピングモールなど、カナダ国内各地の人が集まる場所で、午前11時に2分間の黙とうが行われます。
セレモニーは、カナダのみならずイギリスやアメリカでも行われます。アメリカでは『Veteran Day』と呼ばれています。
カナダジャーナルがあるBC州は、11月11日は法定祝日であり、多くの会社や学校などがお休みとなります。
お店によっては休みだったり、早く閉まる場合があります。
他の祝日と違い、月曜日に移動されたりせず11月11日に実施されます。
また、BC州以外の州ではお休みではない場合もあります。
第一次世界大戦中に、ヨーロッパの激戦地となったのがフランダースです。
フランダースの地で戦闘が止んだ後、荒れ野原には赤いポピーの花が一面に咲いたそうです。
フランダースで従軍していたカナダの詩人ジョン・マクレーは戦闘で親友を亡くし、一面に咲いたポピーの花から着想を得て『フランダースの野に』という詩を書きました。
後に詩は出版され、赤いポピーは戦死者を悼む象徴となってきました。
10月後半からリメンバランスデー当日にかけて、胸元に赤い花のバッジをつける習慣が生まれました。
ちなみにポピーの花の和名は「ヒゲナシ」です。
カナダの詩人ジョン・マクレーが書いた『フランダースの野に』を意訳して紹介しましょう。
『フランダースの野に』
ジョン・マクレーフランダースの野にポピーが、十字架の間に列をなして吹いている
空ではヒバリが、まだ勇敢に歌っている
銃声の中ではほとんど聞こえない我々は死者である
ほんの数日前まで私たちは生きていた
夜明けを感じ、夕焼けの輝きを見て、愛し愛されていたそして今、私たちはフランダースの野に横たわる
敵に立ち向かい挫折した手から
われわれは松明を投げる
その松明を高く掲げよ
もし、あなたが死にゆく我々への信義を破るなら
フランダースの野にポピーが咲こうとも
我々は眠らない
赤いポピーの花のバッジの入手場所は、スーパーマーケットやカフェなどのお店や街頭で、募金をするともらえます。
集められた募金は退役軍人への経済的援助や、医療などの研究費などに役立てられます。
バンクーバーでは毎年、ビクトリースクエアで式典とパレードが行われます。
全国でさまざまな規模のセレモニーや黙とうが行われ、一番大きな式典はカナダの首都オタワで行われています。
リメンバランスデーでは「Lest we forget(私たちは忘れない)」というフレーズが使われ、バスの電光表示板、街のポスターなどで見かけます。
戦争で亡くなった方たちのことをいつまでも記憶の中に留める、強い意志の表明となっています。
11月11日午前11時は、2分間の黙祷『Wave of Silence』を捧げてみてください。
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