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冬の終わりが見え始める季節は、花粉症がはじまる季節です。
日本ではスギ花粉が原因の花粉症に悩んでいる方も多いかと思います。
カナダに留学する予定の方や、カナダに留学中の方は、カナダでの花粉症事情が気になりませんか?
本投稿ではカナダの花粉症について、詳しく紹介していきましょう。
カナダジャーナルでは多くの方から、カナダでも花粉はあるのか?という質問をいただきます。
残念ながらカナダも花粉があります。
早い人ではすでに花粉センサーが反応しているのではないでしょうか?
この時期のバンクーバーはハンノキやヘーゼルナッツの花粉が、トロントあたりではレッドメープルの花粉が晴れた日に発生してくる可能性が高いです。
下記の表を参考にしてください。
スギはカナダではあまり見かけません。Cedar(シダー)と言う樹がありスギと訳されますが、正確には日本のスギとは別種です。
ですが、世界第2位の国土面積を持つカナダです。世界の森林面積の10%がカナダ国内にあります。
それだけ、スギ以外の木々の花粉をまき散らしております。
早くても1月頃から、遅ければ9月頃までにかけて、何らかしら花粉症の流行の時期です。
カナダでも季節的なアレルギー症候群(Seasonal allergies)として社会問題にもなっており、12歳以上のカナダ人の4割近くが花粉によるアレルギーを持っていると言われています。
参照: カナダ連邦統計局発行『Chronic Conditions, 2017』
自然が多い分だけ、花粉症のリスクも多いわけです。
花粉症は英語で以下のように言います
和英辞書では、『Hey Fever』の方が有名ですが、日常会話で使うのであれば、そのまま『Pollen Allergy』がよいでしょう。
ロッキー山脈を越えた東からオンタリオにかけての内陸は、意外と『Hey Fever』で通じます。それだけ、農地が多いので、干し草でアレルギー症状を起こします。
下記の表が、カナダでアレルギー源となっている主要な花粉です。
樹の名前 | 英語名 | 分布エリア | 花粉飛散時期 |
---|---|---|---|
ハンノキ | Alder | BC州に多い | 2月中旬から6月中旬にかけて |
ヒノキ | Cypress | 太平洋側に多い | 12月から5月にかけて |
シダー | Cedar | BC州に多い | 3月後半〜5月末にかけて |
ジュニパー | Junipier | カナダ西部に多く分布 | 3月後半〜5月末にかけて |
イチイ | Yew | 太平洋側に多い | 3月後半〜5月末にかけて |
ヘーゼルナッツ | Hazelnut | 北米全土に分布 | 1月〜2月にかけて |
バックアイ (セイヨウトチノキ) | Buckeye | 北米全域で見かける | 5月〜6月にかけて |
セイヨウトチノキ | Horse Chestnut | 北米全域で見かける | 5月〜6月にかけて |
ニレ | Elm | 白ニレはサスカッチュワンから西にかけて分布。岩ニレ、北米ニレはオンタリオ、ケベック州に分布 | 1月下旬〜4月中旬にかけて |
ダグラスカエデ(メープル) | Douglas Maple | 西部に分布 | 8月から9月中旬にかけて |
アメリカハナノキ(メープルの一種) | Red Maple | 五大湖周辺に分布 | 3月〜4月にかけて |
トネリコバノカエデ | Boxelder | 東部にかけて分布 | 4月から5月にかけて |
ポプラ | Poplar | カナダ全土 | 3月中旬から4月中旬にかけて |
ナラ(オーク) | Oak | カナダ全土的にあるが、厳密に言ったら東部と西部は若干違う | 5月 |
松 | Pine | 北米に多く分布 | 西部: 6月〜7月にかけて 東部: 5月〜7月にかけて |
モミ | Fir | 北米全土に分布 | 3月〜7月にかけて |
トウヒ | Spruce | カナダ全土に分布 | 3月〜7月にかけて |
カバノキ | Birch | 東部に多い | 3月末~5月 |
くわ | Mulberry (Maclura Pmifera, Hedge Plant) | カナダ全域の都市部でみられる | 4月〜5月 |
トネリコ | Ash | 中央部から東部に分布 | 4月〜5月 |
柳 | Willow | BC州からケベック州まで分布 | 4月〜5月 |
ブタクサ | Ragweed | 花粉症で問題になるのは、オンタリオ州とケベック州に広く分布している。 | 8月から9月にかけて |
芝 | Grass | カナダ全土(住宅、公園がある所) | 4月から7月にかけて |
カナダの国旗の象徴となっているメープルも、立派な花粉症の要因となっております。
ここで、1つ気をつけないといけないのが『芝』です。
カナダでは、『芝』も街の中の緑地面積を増やすために、あちらこちらの住宅、歩道、公園などに植えられてます。おそらくそれは日本の数倍あります。
残念ながら、これら『芝』も6月がピークで多くの花粉を飛散させて、アレルギーで悩まさせる人を増やす要因となっております。
特に換気が十分でないベースメントなどの住居にお住まいの方は、カビ胞子(Mold/Fungal spores)にも気をつけるべきでしょう。
これも花粉症と似た症状のアレルギーの要因となっております。
花粉の種類で花粉症を起こす起こさないはありますが、日本もカナダもアレルギーを起こす仕組みは同じです。
花粉やハウスダストなどのアレルゲンが体内に侵入すると、それを除去しようと体内で抗体が作られます。
再びアレルゲンが入ってくると、アレルギー症状の原因物質であるヒスタミンが放出され、その作用により鼻炎や鼻のムズムズ感、目のかゆみなどのアレルギー症状を起こします。
これらの症状は、体が異物を取り除いたり、これ以上入ってこないように防御しようとしている証なのですが、これが多くの人を悩まさせています。
頻繁にうがい、手洗い、洗顔をし付着した花粉を落とすように心がけましょう。
室内は、空気清浄機などで家の中の飛散を防ぎ、窓を開けて部屋を換気したい場合は、花粉の少ない日・時間に行いましょう。
頻繁に部屋の中を掃除をし、外出時にはサングラスをかけるようにこころがけるのもよいでしょう。
花粉症状の原因、ヒスタミンを抑えてくれるのが「抗ヒスタミン薬」です。放出されたヒスタミンをブロックする第一世代の薬や、抗アレルギー作用もある第二世代の薬など、多くの市販薬が販売されています。
名前 | 画像 | 補足 | 価格 |
---|---|---|---|
Benadryl | ![]() | ヒスタミンを抑えてくれる作用と抗アレルギー作用が含まれる。 | 12粒: $8〜$10 |
Claritin | ![]() | ヒスタミンを抑えてくれる作用と抗アレルギー作用が含まれる。 | 24時間効、30タブレット: $26〜$30 |
Allegra | ![]() | ヒスタミンを抑えてくれる作用と抗アレルギー作用が含まれる。 | 24時間効、30タブレット: $26〜$30 |
Reactine | ![]() | ヒスタミンを抑えてくれる作用と抗アレルギー作用が含まれる。 | 24時間効、30タブレット: $25〜$30 |
AeRIUS | ![]() | ヒスタミンを抑えてくれる作用と抗アレルギー作用が含まれる。 | 24時間効、30タブレット: $33〜$35 |
これ以外にも、その販売店のプライベートブランドの市販薬もあります。
例:
こういったブランドの薬品は、他のブランドの薬品より一回り安くお得です。効果もそんなに変わらないそうです。
とはいえ、市販薬でも副作用の可能性もあり、それも人によって異なります。風邪が長引いているのか花粉症なのかなど判断がつかないことも多いです。
一番の改善方法はやはりお医者さんに診てもらい、症状に合ったお薬を処方してもらうことです。
日本のように耳鼻科がありませんので、お近くのWalk-in Clinicで相談されるのがよいでしょう。
花粉症の代表的な症状(symptoms)の英語表記とそれ含めたフレーズ使用例はこちらになります。
薬局やクリニックを訪れる際は、こちらのフレーズをご参考にどうぞ!
カナダでは、花粉症がないと誤解されがちですが、植物がある所では何かしら花粉症があります。
日本で花粉症に悩まされている人も、悩まされていない人も、カナダでも花粉症にかかることは少なくありません。しっかりと対策をしておきましょう。
また、カナダでもちゃんと花粉症注意報をお知らせしてくれるウェブサイトがあります。
他の街はそれぞれのサイトで、検索をしてみてください。
しっかりと対策をして、皆様が、カナダ留学やワーホリ生活を少しでも多くの時間を快適に過ごせるように願っています。
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