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留学生のための大規模就活イベント「ボストンキャリアフォーラム(以下、ボスキャリ)」。
大企業やグローバル企業からも内定がもらえるということで、毎年多くの学生がこぞって参加します。筆者である私も、2024年のボスキャリに参加し、カナダ留学中に無事、志望企業から内定をもらうことができました。
ただ、そこに至るまでの過程は一筋縄ではなく、苦労や悩みもたくさんありました。
そこで、本記事では私自身の体験談をもとに、ささやかながらボスキャリについてのヒントをお届けします。特にカナダでCo-op留学をしている方にとっては参考になる情報かと思います。
前編(準備の流れ)と後編(当日の流れ)に分けているので、気になる方は前編に引き続き、後編の方もチェックしてみてくださいね。
2024年ボスキャリ体験談【後編】はこちら。
本題に入る前に、筆者のことについて簡単にお話しします。
私は都内の大学4年生で、休学して1年間カナダでCo-op留学という形でマーケティングを勉強しています。
ボスキャリに来る学生は、名門大学生や交換留学生、海外大学生など、優秀な方が多い中、私は私立の中堅大学で、留学形式も1年間の私費留学でした。
ただ、そんな中でも志望企業から内定を取ることができたのは、ひとえに「早くから準備を始めた」ためだと思います。ちなみに私の場合、ボスキャリの準備は約1年半前から行っていました。
ボスキャリは、学歴や能力に自信がなかったとしても、準備期間を十分に取れば、勝ちが狙えるイベントなのです。
ボスキャリは、日英バイリンガル向けの就職イベントで、毎年11月中旬頃にアメリカ・ボストンで開催されます。
2024年は3日間で191社もの企業が参加するなど、規模においては世界最大級と言われている他、参加企業も日系大手企業や外資系企業など超有名な企業ばかり。就活前の留学生ならまず押さえておくべきイベントです。
参加条件も留学経験者や海外生活の経験がある方なら誰でも参加することができるので、比較的容易にチャレンジすることができます。ただ、募集はほとんどが新卒枠なうえ、基本的に来年~再来年(2024年では25卒と26卒)に卒業する学生のみを受け付けているため、そこは注意が必要です。
ボスキャリには、毎年一通りの業界が網羅できるほど多くの企業が集まります。参加企業の業界のおおまかな傾向としては以下の通りです(※2024年のデータ)。
あくまで2024年の参加企業なので、今年以降どうなるかはまだわかりませんが、2024年以前の参加企業を見ても、全体的にはやはりコンサルやIT、商社などが多い印象です。
ボスキャリの選考フローには2つの種類があります。
事前応募は前もって企業にエントリーする方式で、最も一般的な応募方法です。
具体的には、事前にレジュメ・ES(エントリーシート)の提出や適性検査の受検、オンライン面接などを行った後に、当日の面接に臨むという流れになります。
当日までに選考を進めることができるため、基本的にはこの事前応募でエントリーするのがおすすめです。
ウォークインはボスキャリ当日に気になる企業に直接レジュメを渡す応募方法です。
3日で内定が決まるという謳い文句は、この応募方式が端を発しています。実際、このウォークインで面接に進めたという方もいるようです。
ただ、人気の企業は当日の面接枠がほとんど事前応募で埋まってしまっているため、ウォークインの枠は非常に少ないか、あっても倍率が高い場合がほとんどです。
実際、ボスキャリで知り合った名門大学出身の子もウォークインは全滅したみたいです。そのため、ウォークインは通ったらラッキー程度に考えて、本命は事前応募でエントリーする方が賢明です。
ボスキャリへの参加は、内定獲得のチャンスを広げることに繋がります。
通常であれば学生は、日本での選考一本で就活を進めていくことになるため、内定獲得のチャンスは、当然日本での就活のみとなります。
一方、ボスキャリに参加できる学生は、日本での就活にプラスして内定獲得のための大きなチャンスを得ることができるため、日本のみで就活している学生よりも比較的有利に立ち回ることができるのです。
例えば、大学3年のタイミングでボスキャリに参加する場合、3年の11月というかなり早い段階で内定獲得を狙うことができます。
特に、大学3~4年で留学をしている学生は、日本に帰ってからの就活だと国内組に比べてだいぶ出遅れてしまうため、このタイミングで内定ゲットのチャンスがあるというのは本当においしい話だと思います。
ボスキャリでは、誰もが知るような超人気企業の内定が狙えます。
通常、人気企業の内定へは数十倍の倍率を乗り越えなくてはたどり着けません。そのため、国内選考でそうした人気企業から内定をもらう難易度は非常に高いです。
一方で、ボスキャリには、多くの人気企業が集まるのにもかかわらず、参加する学生の人数は国内と比べて圧倒的に少ないです。そのため、国内で戦うよりも比較的優位に選考を進められる可能性があります。
また、ボスキャリは国内企業が大半ではあるものの、外資系大手企業も何社か参加するため、海外の有名企業を狙っているという方にとっても、貴重な機会だと思います。
世界中の優秀な学生と交流ができるのもボスキャリのメリットのうちの1つです。
実際、筆者もボスキャリ当日に、ヨーロッパから来ている留学生や国内名門大学生、英語が堪能な帰国子女など、多くの優秀な学生に出会い、これまでの経験などを聞く中で、良い刺激をもらうことができました。
ボスキャリ当日の情報交換としても有益なので、当日は積極的に話しかけに行くと良いと思います。
昨年2023年のCFNのデータによると、ボスキャリ参加者の約50%は内定を獲得できているそうですが、実際にボスキャリに行って肌で感じた様子だと、ボスキャリで内定を獲得する難易度はもっと高いのではないかという印象です。
理由としてはやはり、参加している学生のレベルが高いためです。上述したように、ボスキャリ参加者の中には、国内名門大学出身者はもちろん、交換留学生や海外の4年制大学に通う学生など、優秀な学生がうんざりするくらいいます。
では、学歴や能力に自信がない学生は、どうすれば彼らに勝てるのかということですが、ずばりそれは「早くから準備を始めること」です。
就活が上手くいくかどうかは、頭の良さや環境だけで決まるものではありません。就活対策をいかに入念に行うかも非常に大きな要素なのです。
そのため、他の学生たちが動き出すよりも早くスタートし、就活対策の面においてリードすることで、渡り合っていく必要があります。
それでは実際に、ボスキャリ当日までのスケジュールについて見ていきましょう。
カナダのCo-op留学中にボスキャリに参加したので、同じような流れを考えている方にとっては参考になるかと思います。
当時から私は、Co-op留学中にボスキャリに参加するつもりでした。ただ、そのためには、留学前の段階で準備しておくべきことがありました。
まず、Co-op留学では留学前に関連する職務経験がないと、インターン先探しに非常に苦労します。もしこのインターン探しが失敗してしまった場合、ボスキャリで留学期間のことを聞かれた際に詰んでしまうので、それを避けるためにも、日本でマーケティングに関連する職務経験を積む必要がありました。
加えて、ボスキャリでは参加者のほとんどが留学生のため、留学経験だけで勝負しようと思うと周りとの差別化ができず、埋もれてしまう可能性がありました。
そこで私は、留学1年前から個人ブログの運営を始め、その後、そこで得た知識を活かして、マーケティングの長期インターンにも参加しました(ちなみに、この長期インターンのような、組織内でどう動いたかというようなガクチカは、使い勝手が良く、面接でも受けが良かったのでおすすめです)。
また、渡航の1ヵ月前には持ち物の準備を始めていると思いますが、その際に忘れがちなのがスーツ等の就活装備。一式丸々忘れると、後々かなりお金や手間がかかることになってしまうので、気を付けるようにしましょう。
留学後はすぐに現地のインターン先探しを始めました。
その結果、日本での実務経験があったおかげで、幸いなことに、探し始めてすぐに留学エージェントのライターのお仕事を任せてもらえることになりました。
ただ、私の場合運良くすぐに見つかりましたが、通常Co-opのインターン先探しには、苦戦する人が多いです。特にマーケティングは、求人のレベルが高いこともあって、実務経験があっても難易度は高いです。そのため、インターン探しは座学期間の時期から進めておくのを強くおすすめします。
5月には、CFNと呼ばれるボスキャリ公式のWebサイトで新規会員登録をしました。基本情報や学歴の他にもCFNレジュメと呼ばれる、企業へのエントリーの際に必要になるレジュメもこのタイミングで書きました。ただ、登録情報は後から修正が可能なので、この時点ではレジュメは適当でも大丈夫だと思います。
また、航空券やホテルの予約もこのあたりで行いました。一見、早すぎるようにも思うかもしれませんが、航空券やホテルはボスキャリが近づくにつれどんどん埋まっていく他、値段も吊り上がっていきます。
そのため、確実に安く済ませたいのなら、これくらい余裕を持って予約するのが吉です。実際、この時点で会場近くのホテルはほとんど埋まっていました。
加えて、アメリカへの入国で必要なESTAの申請や、現地で使う通信プランの購入に関してもこのタイミングでやっておくと安心です。
そして、この時期には日本の夏のインターンの企業選定も開始しました。意外に思うかもしれませんが、日本の夏のインターンはオンラインで行われるものが多いため、海外にいてもそこまで問題なく参加することができます。夏のインターンは早期選考に繋がる他、ES・面接の練習や自己分析の機会にもなるため、積極的に参加するのがおすすめです。
また、できればこの時期には、他の日本人の留学生を誘って、ボスキャリ仲間を作れると良いと思います。(残念ながら私の周りにボスキャリに行く人は1人もいませんでした…。)
この時期は、夏に参加するインターンの企業選定+自己分析をやりつつ、ピックアップした企業へのエントリーを開始しました。最終的には合計で20社くらい受けたと思います。
また、このタイミングでSPIの勉強も始めました。ボスキャリでは適性検査がない企業もちらほらありましたが、大半の企業では選考に取り入れてくるため、しっかり対策しておく必要があります。
ちなみにSPIの本は日本でないと入手困難なので、留学前に買っておくことをおすすめします。私はちょうどこのころ、家族がカナダに遊びに来る予定があったので、その際に家族にSPIの本を買ってきてもらいました。
このころは6〜7月に受けた夏のインターンにオンラインで参加していました。結果的に10社ほど参加したのですが、時差の影響で夜中に長時間やることになったので、この時期は慢性的に睡眠不足でした。
また、この時期くらいから、企業のボスキャリへの参加が本格化してくるため、自己分析やSPI対策に加えて、エントリーする企業の選定や企業分析、各企業の面接対策をし、それと並行しながら、ガクチカの整理とCFNのレジュメ作成も行いました。
ちなみにCFNレジュメは文字制限が3000字や6000字などかなり多いですが、実際はここまで書く必要はありません。大体600字程度にまとめられればOKです。
9月からは、早速志望企業への事前エントリーを開始し、各企業ごと選考締切日に遅れないよう気を付けながら、レジュメの提出を行いました。余談ですが、この際、初めは志望度の低い企業を使って選考の練習をし、その後に本命の企業を狙うという手順で行うと、効果的に進められますよ。
その後、10月ごろには参加企業の大半が出そろうので、このあたりでは持ち駒整理も兼ねて、再度企業選定をするのが良いでしょう。選考が激化してくるタイミングではありますが、企業分析や自己分析、面接対策等は引き続き行います。
11月ごろには当日面接に進める企業が判明してくるため、このタイミングでボスキャリ当日のスケジュール感がつかめてきます。ちなみに、この時までにどれくらい当日の面接予約が取れていれば良いかですが、目安としては以下の通りです。
また、直前でバタバタしないように、2週間前になったタイミングで、早めに当日の持ち物チェックをすると良いです。ちなみに私は、1週間前に就活カバンがないことに気づき、かなり焦りました(結局、無印良品にあるソフトPCケースで代用しました)。
加えて、この期間にはレジュメ(紙)の作成も終わらせておきましょう。レジュメを刷るための印刷機は会場にも設置されていますが、当日は非常に混むため、時間を無駄にしないためにもあらかじめ作成しておくことをおすすめします。
ちなみにレジュメに貼る証明写真ですが、カナダには日本のような高性能な証明写真機がないため、白い壁をバックに証明写真アプリを使って撮影すると良いと思います(実際、企業も留学生の事情はわかっているので、そこまで気にしません)。
また、写真の印刷に関してですが、カナダではロンドンドラッグで写真データを光沢紙に印刷してもらえるので、それを利用しました。
今回は、ボスキャリ当日までのスケジュールについて、カナダからボスキャリに参加した筆者の体験談をもとに解説しました。
ボスキャリは国内の選考と同様、準備期間で勝負が決まります。しかし、通常の国内選考と比べて、ボスキャリの選考に関する情報は圧倒的に少ないです。そのため、この記事がボスキャリを目指す方にとっての1つの道しるべとなることを祈っています。
2024年ボスキャリ体験談【後編】では、ボスキャリ当日の流れを実体験ベースでご紹介するので、気になった方はそちらもご覧ください。
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