ハロウィンが終わるともにすぐ11月突入です。
今年は、ハロウィンの翌日11月1日が第1日曜日なので、サマータイムの終わりの日です。
サマータイムとはカナダでは、季節ではなく、時間調節の期間です。
2020年 11月1日(日)午前2:00AM に時計の針が1時間戻ります。
午前2時が、午前1時になって、もう一度午前2時を迎えます。
つまり、1時間長く眠れます。
ハロウィンで疲れた人には、朝をもう1時間遅く眠れるという非常にありがたい現象です。
朝起きたら(朝8時に起きれたら)、何でこんなに日がのぼるのがおそいの!!ってびっくりするくらい真っ暗です。 間違えました。暗かったのが明るくなります。
サマータイムは、英語で『Daylight Saving Time』といいます。
英語で、『Summer Time』と現地の人に言っても、ほとんど通じません。夏の季節?と解釈されがちです。
さて、Daylight Saving Timeは『日光を節約する時間』と直訳されるとおり、夏の間の明るい時間を有効に利用する目的で施行されております。夏は日の出の時間が早くなります、気温的にも過ごしやすい朝の明るい時間を活用するためです。日の出早い期間、現行の時刻に1時間を加えたタイムゾーンを採用されます。
3月の第2日曜日に時計の針を1時間進め、 11月の第1日曜日に1時間戻します。
2020年は11月1日(日)の午前2時に行われます。
カナダだけでなく、緯度が高く夏の日照時間が長い欧米諸国などで多く導入されております。
バンクーバーと日本の時差は、16時間から17時間に変わります。トロントの時差は、13時間から14時間になります。
サマータイム終了後で、日本での年明けの瞬間時を例にしますと
コロナ禍で今年でなく2021年に持ち越した2020年東京オリンピック開会式時間を例であわらすと
無事に開催できればばいいですが…。
ちなみに、カナダジャーナルの営業開始時間と終了時間をサマータイム中とそれ以外では以下のようになります。
カナダジャーナルオフィス開始時間: 午前10時
カナダジャーナルオフィス終了時間: 18時(午後6時)
※営業日は平日のみです。日本の月曜日は、現地ではまだ日曜日となります。
祝日の違いもありますので、こちらも御覧ください。
カナダでは1908年以来長らく採用されていますが、日本でも1948年〜1951年の間だけ採用されていました。ですが、色々不具合があり廃止されました。2020年東京オリンピック時に復活するかもと議論されましたが、結局見送られました。
また、カナダでもサマータイムの継続は議論されています。
数回か開始日と終了日が変更されており、どんどんサマータイム実施期間が長くなっているのです。
2006年までは、4月の最後の日曜日から10月の最後の日曜日に終了するでした。当時のアメリカの政権が開始日と終了日を早めること決め、同じタイムゾーンを利用しているカナダ各州は、それに合わせる形で期間を長くしております。
また、現在アメリカとカナダではこのサマータイムの有効性と継続に議論が活発になっております。住民の心理的なデメリットが予想以上に大きいとか、そこまでエネルギー節約になっていないという研究発表もあります。
11月に戻す時計の針を戻さすに、そのまま冬を過ごしてしまい、通年1時間足した状態にしようという案がアメリカの西海岸州で持ち上がっています。
また、BC州はとりあえず、サマータイムから通常の標準時間に戻さないことを決めてはいるそうですが、アメリカ太平洋側の州とあわせるの前提とのことです。2020年はアメリカの太平洋側の州はサマータイムから標準時間に戻すことを決めました。2020年はサマータイムが終わります。
BC州の北地域ユーコン準州は、2020年3月に、2020年11月1日に時計を戻さないことを決めました。サマータイムの時間でずっと固定にするということです。実質、最近カナダでサマータイムを廃止した地域です。
来年のBC州はサマータイムがあり、2020年3月14日の午後2時に午前3時に時計を進めます。また、2021年の11月に標準時間に戻すことをするのかと言えば、まだわかりません。アメリカの太平洋側の州がもどすとなりますと、BCもそれに合わせます。
カナダ中央の大草原地帯に位置するサスカチュワン州です。*画像はサスカチュワン州の州旗です。
人づてで聞いた噂ですが、採用していない理由は、
「家畜や穀物は、サマータイムの時間調整に合わせてくれないから」
さすが、農業が主産業としている州だけあります。確かに1時間ずらして行動してくれるのは人間だけで、
動物と植物は時計など見ないですからね・・・・。
サスカチュワン州は、サマータイム期間はアルバータ州と同じで、それ以外はマニトバ州と同じとなります。
BC州の北部にあるテリトリー(準州)は、サスカチュワンと逆で、冬もサマータイムをそのまま続行します。(2020年3月より)
このエリアは、11月第1日曜日に時計を巻き戻したり、3月第2日曜日に時計を進めたりもうしません。夏の時だけ、BC州と同じ時間帯です。
また、一部の州境地域では独自の時間帯を定めていることがあり、サマータイムをしていなかったりしています。
Chetwynd、Creston、 Dawson Creek、 Fort Nelsonと Fort St. Johnはサマータイムを採用しておらず、時計の調整をしていません。というのが、夏の間は隣接しているアルバータ州と同じ時間帯にするためです。これらの町はどちらかというと、アルバータ州と生活圏の繋がりが強いからです。冬は他のBC州と同じ時間帯です。
サスカチュワン州自体はサマータイムを導入していませんが、CreightonとDenare Beachという町はサマータイム採用しているマニトバ州と隣接しており、マニトバ州の時間と合わせる形で3月第2日曜日と11月第1日曜日に時間を変えています。
上記の本の一例です。国土が広いカナダならでわで、州境の町は隣州の生活経済圏に依存していたりすること少なくないです。
昔は、サマータイム開始時、終了時は、いちいちすべての時計を調整しておりましたが、最近のPC、携帯電話はネットに繋がっていれば自動で調整してくれます。ネットにつがっているTVもしてくれます。
普段からそれだけしか見ていないと気づかないことがありますが、壁の時計とか車の時計は、そのまんまのことが多いですので、3月第2日曜日と11月第1日曜日の朝は必ず時計をチェックしましょう!!
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