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カナダ留学を検討されている方の中には、「カナダの移民政策は日本人にどのくらい影響があるの?」「カナダ留学のハードルが高くて悩んでいる…」とネガティブな考えを持ってしまう方もいるのではないでしょうか?
カナダ留学ののちに、現地就職や永住権取得を目指したいという方は、現在のビザ制度や学校事情などを知っておくことがとても重要です。そこで今回は、カナダ移民コンサルタントの方に、カナダの現状についてインタビューしてみました。
将来、カナダでの活躍を目指したい方は必読です!
※本記事の内容は、2025年11月時点の情報です。申請制度などは変更されている場合がございますので、最新情報はカナダジャーナルまでお問い合わせください。
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思わぬギャップを生まないためにも、留学は専門の知識を持つ人に相談することをおすすめします。
カナダジャーナルでは、専門のエージェントによるカウンセリングや入学手続き代行を基本的に無料(※)で利用できます。さらにカナダジャーナルを通して学校に入学された方には、現地での無料サポートも行っているため、初めての留学でも安心です。
フォームに加え、LINEでのご連絡にも対応しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
※カナダの主要都市以外に留学される場合、サポート費用が発生する場合もございます。留学相談の際は、希望エリアも併せてご相談ください。また、未成年の方の留学・短期留学・公立カレッジ進学はサポート費用が発生します。
今回は、カナダ移民コンサルタントとしてご活躍されている、Square One Study Permit Centre代表の伊藤記子さんにインタビューをしました。
監修者 伊藤さんからごあいさつ

はじめまして。伊藤記子(いとうのりこ)と申します。
弊社は、お取引先様をはじめ、教育関係者の皆様からの温かいご支援に支えられ、おかげさまで独立10周年を無事に迎えることができました。通常であれば、公の場に出ることはあまりないのですが、新取締役をはじめ、カナダジャーナルのスタッフの皆様が誠実にクライアントのために尽力されている姿に、私自身も深く共感いたしました。その気持ちから、僭越ながらカナダジャーナル様のブログに参加させていただくことにいたしました。
移民大国というフレンドリーな看板を掲げてきたカナダですが、ここ数年は住宅クライシスや物価高、雇用の不安定化、さらにアメリカの関税政策による逆風などが重なり、労働市場は厳しい状況が続いてきました。その結果、外国人労働者や移民の受け入れ体制を見直さざるを得ず、留学生・外国人労働者・移民を目指す方々にとっては、まさに“氷河期”とも言える局面を迎えています。
今回のブログでは、都合の悪いことに目をそらさない直球コメントをご紹介します。移民サポートの仕事をしていると、誠実さや正直さが時にクライアントをがっかりさせてしまうこともあります。しかし、営利目的を優先し、『実現の見込みが薄い希望』や『誤った期待』を提供する移民コンサルタントによる被害を避けるためにも、現状を正しく知ることは大切な心構えだと私は考えます。
先行きが見えない中で、留学や海外渡航の決断をするのは簡単ではありません。とても勇気のいる決断です。イギリスの哲学者、フランシス・ベーコンの有名な言葉に「知識は力なり」とあります。皆さんが正しい知識を得て、それを活用し、自分の力に変えていくことができれば、カナダに来た際にも、より充実した体験を得ることができるでしょう。


Q:PALを持っていないと学生ビザの申請ができなくなったと聞きました。行きたい学校からPALがもらえなかったら、入学は諦めた方が良いですか?
伊藤さん:第一希望の学校に進学できないのは残念ですが、すぐに諦める必要はありません。
プランBを用意する:第2希望の学校や別のプログラムを検討することで、留学を実現できる可能性があります。
短期渡航を検討する:就学期間を6か月以内に短縮できる場合は、eTA渡航やワーキングホリデーでの渡航も選択肢になります。
状況に応じて柔軟に対応することで、留学のチャンスを広げることができます。

Q:カナダの大学でホスピタリティを専攻して、PGWPを申請したいと思っています。PGWPは、ヘルスケアや建設技術のような特定分野(=CPIコード)を専攻しないと申請できないのですか?
伊藤さん:カナダで学習後に申請できる PGWP(Post-Graduation Work Permit)は、修了したプログラムの種類によって要件が異なります。以下は、2024年11月1日以降の最新規定に基づく一般的な案内です。
PGWP – General Eligibility(一般的な適格性)
①大学の学位プログラム(Bachelor/Master/Doctoral)を修了した卒業生
このグループは、専攻分野に関係なく PGWP の申請が可能です。
②大学で学んだものの、Bachelor/Master/PhD に該当しない “大学レベルの非学位プログラム” (例:University Certificate、University Diploma、Graduate Diploma など)を修了した卒業生
※大学出願前に、進学予定の大学・プログラムが PGWP対象プログラムであるか を必ず確認してください。
③公立カレッジ、公立ポリテクニック、または “大学・語学学校・プライベート・カレッジ以外の” プログラムの卒業生
※政府が認める「Eligible Field of Study(PGWP対象の指定分野)」を修了している必要があります。
CPIコード:https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/study-canada/work/after-graduation/eligibility/field-of-study.html
①〜③のいずれのグループでも共通する条件
PGWP申請資格を得るためには、以下すべてを満たす必要があります:
これらをすべてクリアすることで、初めてPGWP申請のスタートラインに立つことができます。
では、質問に挙がっていたホスピタリティ・プログラムを例に説明します。
カナダの大学で4年制のホスピタリティ関連プログラムを提供しているDLI大学は多くありません。そのため、まずは大学(4 年制学位)とカレッジ(1 年サーティフィケート/2 年ディプロマ中心)との違いを理解しておくことが重要です。
もし、あえて4年制のホスピタリティ系プログラムを希望される場合は、TRU(Thompson Rivers University)の Bachelor of Tourism Management(BTM)が該当します。
ただし、Statistics Canadaのデータが示す通り、ホスピタリティ関連の職種は、教育費(留学費用)に対して平均給与が比較的低い傾向にあります。

そのため、高額な留学費用を投入する前に、
を明確にし、そのための準備を進めることをおすすめします。
最後に、重要な点として、カレッジが提供するホスピタリティ・プログラムは、2024年11月1日以降に Study Permitを申請する場合、PGWPの対象外となります。
(※大学学位プログラムは従来通りPGWP対象です。)

Q:ワーホリでの就労経験をLMIAに繋げたいです。審査が厳しいと聞きましたが、有利な職種はあるのでしょうか?
伊藤さん:ワーホリでの就労経験をLMIA(Labour Market Impact Assessment)取得につなげたい場合、職種によっては、審査は厳しいとされています(例:レストラン、ヘアーサロン、カフェ、パン屋、リテール、旅行業者などのLMIA申請は昔ほど容易ではない)。しかし、有利になる職種はあります。
需要の高い専門職 例:
ただし、単に専門職であるだけでは十分ではありません。LMIA取得を有利にするには、以下も重要です:

Q:フランス語が話せないと永住権は取れないですか?
伊藤さん:英語だけでも永住権を取得できるルートは多数あります。フランス語は必須ではありませんが、話せると選択肢が広がり、競争力も高まります。さらに、英語試験に加えてフランス語試験で高得点を取得すると、CRSに追加得点を獲得できます。
また、Express EntryのFrench-language proficiencyラウンド(https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/campaigns/francophone-immigration-outside-quebec/francophone-immigration-express-entry.html)では、フランス語能力を持つ応募者が優遇され、CRSスコアにも反映されます。

Q:学生ビザの発給数が減っているそうですが、Co-op留学でカナダに渡航することはできますか?
伊藤さん:学生ビザ(Study Permit)の発給数には上限があります。Co-opプログラムで渡航を希望する場合は、まず学校に申し込み、PAL(Provincial Attestation Letter)を確保することが重要です。出願や手続きを先延ばしにすると、上限に達して学生ビザが取得できないリスクが高まるため、早めの申請・準備をおすすめします。
また、留学エージェントを利用して出願手続きを進めると、手続きのミスや遅延を防ぎやすくなります。安心して留学準備を進めたい方には特に有効です。

Q:永住権CECのスコアが高すぎて、一般的な日本人では取れないのは本当ですか?
伊藤さん:2025年のCECラウンドでは最低CRSスコアが500点台半ばで推移しており(例:10月28日は533点)、2024年の平均524点と比べるとやや高めです。

CEC候補者の大部分は、以下のグラフに示す通り351点から500点の範囲に分布しており、このスコア帯の候補者が一般的と言えるかもしれません。

以下のグラフは、2022〜2024年に招待状(Invitation to Apply)を受けた候補者の居住国別の割合(男女別) を示しています。日本国籍の候補者は「Other(その他)」のグループに含まれており、具体的な人数は公表されていません。


自分のITA(Invitation to Apply)獲得の難易度や可能性を知りたい場合は、以下のリンクから自身のCRSスコアを算出してください。
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/immigrate-canada/express-entry/check-score.html#calculator
CRSスコアが最低基準スコアから遠いほど、ITAを受ける難易度は高くなります。
追加:40歳を過ぎると移民のチャンスは大きく減少します。


Q:カナダは外国人を制限していて、今から大学留学しても卒業後の未来が見えません。卒業後にカナダに残るために、今から準備しておくべきことはありますか?
伊藤さん:未来の見えない人は、大金のかかる海外留学はしない方が良いです。卒業後の未来が見える国で、大学進学をしてください。カナダは外国人の就労や永住に制限があるため、今から大学留学しても卒業後の未来がはっきり見えないのが現状です。そのため、将来の方向性が明確でない状態で高額な海外留学をするのは避けたほうが良いでしょう。
卒業後の未来をカナダだけで考えるのではなく、世界全体での可能性を意識することで、大学で何を学べば将来につなげられるかがより明確になります。例えば、創造力・発想力が培われる学問、医療、国際ビジネス(高度な人間関係・コミュニケーション能力を養う)など、世界のどこにいても活かせるスキルや知識、技術を大学で習得することが重要です。
また、留学前には語学力や学力をしっかり準備し、希望する学部や分野で必要な基礎を身につけておくことが将来の選択肢を広げます。加えて、現地の学生や卒業生、専門家からリアルな情報を収集し、卒業後の進路や就職の可能性を具体的にイメージしておくことも良いと思います。また、揺るがない資金力も必要です。
こうした準備を行うことで、カナダでの大学生活が、単に「留学するための経験」にとどまらず、世界で活かせるキャリアにつながるステップになります。

Q:現在40歳ですが、カナダ留学の夢を諦められず、今から挑戦したいと思っています。この年齢での学生ビザ取得は可能でしょうか?
伊藤さん:世の中にはさまざまなタイプの40歳がいます。カナダの学生パーミットが許可されるか、却下されるかは、申請者の留学目的、資金力、職歴などによって大きく左右されます。もしカナダでの留学が本当に夢であるなら、年齢に関係なく、ぜひ挑戦してみてください。
今回は、移民コンサルタントの伊藤さんにカナダの現状についてお答えいただきました。カナダのビザ制度や移民対策は年々厳しくなってきていますが、きちんと現状を理解し、しっかりと計画・準備を進めることで、理想のカナダ留学を成功させることに繋がります。
カナダジャーナルでは、カナダ留学を目指すみなさまを、創業40年以上の実績と知識でサポートしていきます。まずは相談だけでもOK!お気軽にお問い合わせください。
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